今日はパソコンはほとんどいじっておりません。ということで、また読んだ本の話。
午後の外来待合室―続・大学病院医者ものがたり
(徳間文庫) 今日も医者ものです。米山公啓氏の「午後の外来待合室」(徳間文庫)。米山先生の本としては最初のほうのもので、まだ聖マリアンナ大学助教授の時代の作品です。大学病院のばかばかしさが笑えます。私ももう二度と大学病院には勤めたくないなぁ。 この本の中でも少し触れられていますが、私らの学生時代では聖マリアンナ大という名前はある種のケーベツをもって語られました。我々だけではなく、医師国家試験を受けるどこの大学の生徒(聖マリアンナ大以外)でも「いくらなんでもあそこには勝てるな」と不安を解消するのに心のヨリドコロとした名前です。たしか合格率が
40%をきった年があったのはなかったでしょうか(普通の大学は
85%以上)。 そうした意味で聖マリア様と同じような安らぎを与えてくれた存在でもあるわけです。最近は聖マもすごい努力をして、すごくいい合格率を誇っているようですから、どんな人でもやればできるってことですね。えっ、ちっとも褒めてないッテカ。米山先生すみません。
99.06.28(月)
米山 公啓
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