今日はコンピュータに触れていません。
陽炎の旗 (新潮文庫) 北方謙三の「陽炎の旗」を読みました。 実は以前読んだ本なのですが、今日間違って買っちゃったんです。でも2回目でも面白いものは面白い。ラストが「こんなんでいいの?」と首をひねらせるのですが、筋立てはさすがです。実はこの前作「武王の門」は読んでいないのですが、単独の物語としても非常に完成度が高いです(でもラストがね)。 前作が太平記の時代を書いたものなのに対し、本作は足利義満の時代を書いています。当時の室町幕府の内乱の状況が織り込まれていて、読み応えがあります。
99.08.07(土)
北方 謙三
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