画像診断医を雇う方法 その2
(テレラジオグラフィ)
- ■Teleradiography
最近は遠い病院からの読影依頼もこなせるように、テレラジオグラフィ(以下テレラジと略)が整備されてきました。テレラジとは離れたところにいる画像診断医に画像を転送して診断させることです。
問題は転送法です。理想は専用線で接続したコンピュータどうしで画像を転送することですが、いかんせんコストがかかります。使わなくても大金をしぼりとられます。専用線のかわりにインターネットを使うとこれよりは安いですが、今度は時間がかかるので、プロバイダやNTTに払う金額がへたをするとウナギノボリです。ま、急がないのであれば夜まで待って、テレホーダイタイムのうち午前4時ごろの回線のすいているときに自動的に転送させるようにすればいいのですが。一般的には人工衛星などを利用した超高速ネットワークが普及するまで待った方が得策でしょう。
そこで現実的な解として、宅急便を利用した生フィルムまたはコピーフィルムの送受があります。普通の病院のCTやMRの分量であれば、1週間分でも送料は千円程度しかかかりません。往復両方あわせても電送するのに比べるとコストは一桁ほど安くなります。もちろん時間はかかりますので緊急の場合は対応できませんし、宅急便が利用できないような離島などではこの方法は採用できませんので、そのような場合はコストは度外視して電送しなくてはなりませんが。
- ■K大のアルバイトはいかがですか
ということで、宅急便方式でのテレラジをご希望の方は相談ください。京大に残っている後輩たちに(脅しをかけながら ^^;)頼んでみようかと思っています。彼らは主に大学院生ですが、放射線科医としては5年以上のキャリアはありますので、かなり良質の人材と言えると思います。もちろん、難しい症例だけでも結構です。
彼らにとってもこのようなサービスはお金のほかにメリットがあります。大学院とはいえ、大学病院では一般病院で見るような、数が多いことにおいて重要な症例はあまりありませんので、大学を去って一般病院に赴任した時にカンが戻るのにかなり時間がかかります(いわゆる研究ボケ)。もし大学にいる間に一般病院の症例を体験しておけば、彼らにとっていい修行になるわけです。
ということで仲介料はいただきませんので、お気軽にお声をおかけください。実力、人柄ともにそろった人材をご紹介します。そのかわり見つからなくてもお許しください。そんなことのないように努力してみますけれども。