2017/11/25(土)外貨の流入の恐ろしい副作用

外貨での投資資金の流入には副作用があります。

たとえば100億ドルの海外資金が日本に流入したとします。そのとき 1ドル 110円なら、日本政府(子会社である日銀)は 1.1兆円の日本円を発行しないといけないのです。

両替できないと、このドルは日本での投資(円建て資産)に使えないからです。

そのため理論的にはインフレになるのです。
外貨の流入が土地バブルを産みやすいのはそのためです。
政府がインフレを抑制しようとすると利上げになることもあります。そのためさらに外貨が流入することもあります。

資金が一斉に逃げるときはその逆のことが起きます。
外貨準備が少ないと通貨が暴落する可能性があります。
ただし、円が暴落する可能性は他の国の通貨にくらべても最も低いので安心しましょう。
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