2018/01/15(月)水道水の塩素消毒

水道水の塩素消毒が始まるまでは、日本の水道は結構危険なものだったようです。

水道水の塩素消毒が東京で始まったのは大正10年。

それまでの乳児死亡が千人あたり 166人だったのに対し、大正10年以後はぐんぐんと減少し、現在は 4人程度。

シベリア出兵の際に化学兵器として作られた液体塩素が使われずに余ったので、これを水道水の消毒に使ったのです。

それを決めたのは、もともと医師でコッホ研究所に留学し、シベリア出兵時には外務大臣の要職にあり、大正9年からは東京市長を務めた人物。

すなわち、あの後藤新平だそうです。
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