2017/08/23(水)相対的な言葉には気をつけましょう

こういう話があります。
ムガル帝国のアクバル大帝が床に一本の線を引いて、道化師に問うた。

「この線を短くしてみよ、ただし消したりせずに」

道化師は、その横にもっと長い別の線を書いた。
「長い、短い、多い、少ない、大きい、小さい」などは、すべて相対的な言葉で、2つ以上のものを比べる場合はいいのですが、単独で使われた場合は話し手の判断が入っています。

このような言葉を多用する人の話には気をつけましょう。

逆に絶対的な数値を使ったり、言葉の定義を明確にして使う人の言葉なら、聞き手の判断を働かせることができるので、話し手の誤謬や思惑を防ぐことができます。
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