セコイの反乱(各論その4)

1997年8月14日



 

■4 車の利用法

 車は金食い虫です。そんなことはわかっています。必要悪とわかった上で生活を防衛しないといけないのです。

 車を買うときは値切りに値切ること。同じ車でありながら、相手がつける値段はピンからキリまであるのです。同じ車なのにですよ。高いときはなめられているのです。どんどん値切りましょう。新古車があるなら迷わずそれを選びましょう。新車しかなければ、一番安い車を見て、それを基準にしましょう。

「この車はアレより40万円高い。40万円か、5年乗るとしても年8万円、1カ月で6700円かあ。6700円あったら安い飲み屋で週一回余分に飲めるなあ

 どうです。高い車を買うか、5年間幸福な酒を飲むか、どちらがいいですか。ま、こういうふうにして選べば特に悩むこともないはずです。なに、まだ悩む? なにを悩むんですか。どれどれ。

革のシート? そんなもん、夏は肌にはりついて暑いだけでっせ。

アルミホイール? 重量が小さく燃費がいいから? あんた、そのガソリン代取り戻すのに5〜10年かかりまっせ。その間に事故したらオシマイ。

カーナビ? そんなもの見て事故でも起こしたら泣くに泣けません。

サンルーフ? 故障のもと。

ディーゼル? これも燃費取り戻すのに5年以上かかります。わざわざ環境に悪いもの買わんでも・・・

ターボ? あんたサーキット走るんか? 走るならあんたは一生お金が貯まりません。走るつもりがないなら、買わないでよろし。

エアロパーツ? ターボと同じ。それに台風には効きませんぜ。

外車? 盗まれるだけでっせ。ヤ○セにボラれるのがうれしいんですか。ひょっとして変態ですか。

 

 車はよく走り、よく曲がり、よく止まる、それが基本です。

 日本では「よく走る」のは 120km/h 出れば十分。低速トルク重視のエンジンなら街中でももたつかないです。最高速度より低速域のパワーを重視。

 「よく曲がる」のは交差点の前で十分に速度を落とすことで十分達せられます。曲がりすぎて回転してはいけません。

 「よく止まる」も十分にスピードをコントロールすれば十分です。ALBやATCの効用も捨てがたいですが、これらのお世話にならなければいけないような状況に陥らないことが重要です。

 

 ということで、小さな小回りの利く車が一番ということになります。そして、燃費対策としては、アクセルを決してふかさない気持ちが大事です。今時ふかさなきゃ調子の悪いエンジンなんてありません。

 いや、今年の夏も暑いですね。こんなときはエアコンが必須です。エアコンは使いましょう。でも冷房は下り坂のときとすぐ先の信号が赤になったときだけスイッチを入れるのです。これで結構冷えます。そして加速するときはエアコンを切るのです。切った途端にエンジンに力があふれるのがわかるでしょう。「ターボ!」とか「ニトロ!」とか叫びながらやると、なおハッピーになれます。

 

戻る(セコイの反乱)   前(イツデモ貯金箱)  次(結論)

 


ホームページへ      Eメール