セコイの反乱(各論その３）

■３　イツデモ貯金箱

　ドコデモドアは便利です。でもイツデモ貯金箱だって負けてはいません。

　「イツデモ貯金箱」とは変わった貯金箱ではありません。いつでも入れられるように身の近くにあればいいのです。開けにくければ、なおいいです。私の趣味では綾波の顔のついている方がいいのですが、普通の缶でもＯＫです。そしてやるのはツモリ貯金！　さあ、ツモリ貯金に励みましょう。ツモリ貯金とは

・「ビールを飲んだツモリ」でビール代をチャリン
・タバコをもらったら「自分のを吸ったツモリ」でタバコ１本分（20円）チャリン
・昼は素うどんにしたが「Ａ定食食ったツモリ」で500円チャリン

てな貯金のことです。たまります。たまらんほどたまります（？）。

　そしてたまったお金は郵便局へ。え、小銭持っていくのが恥ずかしい？　そういうときはスーパーマーケットの店長に相談するとか（小銭を欲しがっているのでいいレートで両替してくれるときもあるそうです）、小銭も入金できる銀行のＡＴＭで預金すればいいのです。「子供の貯金を買い取ったのよ〜」とか何とか言っておけば、郵便局でもそんなに恥ずかしくありませんよ。

　ツモリ貯金はツモリにツモってすぐに増えます。でも

「俺なあ、昨日家族でディズニーランドに行った夢を見たわ」

「そう、それなら行ったツモリで５万円貯金しといてね」

となったら怖いなあ。１億円あたった夢なんて、うっかりしゃべれません。