セコイの反乱(各論その2)

1997年8月14日



 

■2 郵便局の徹底利用(銀行との訣別)

  郵便局はいいです。銀行が郵貯を目の敵にしますが、銀行には非難する権利はありません。この前の日曜日もショッピングセンターのATMで郵便局のが混んでいたので、銀行のでお金をおろしたのですが、しっかりと 105円引かれていました。だいたい、自分とこの人員削減のために導入したコンピューターの使用料金を、他人しかも大事な客に払わせるとは何事だ。入金するときはタダでも引き下ろすときにカネをとれば、無闇に引き下ろさなくなるだろうというその汚い考えが気にくわんのだ。それを認める大蔵省もきらいだ。ATMの手数料よりはるかに低い金利にしやがって。バカヤロー。逆ザヤでもうかるのは銀行ばかり。他人のカネ数えるしかノウのない行員にまでバカ高い給料を支払っているのだから、許せん。なんだ、あの冗談のようなボーナスの額は。1桁多いじゃないか。我々なんて額に汗を浮かべて何時間も時間外にタダ働きさせられても、ノミのような給料しかもらっていないのに。ムカッ、ウッ、いかん、血管が切れそうだ。ハァハァ。

 それに引きかえ郵貯はいい。まず貯金ができる。銀行では貯金はできない。え、ウソだって。じゃ、銀行で訊いてみなさい。銀行のは貯金じゃなくて預金、貯金は郵貯だけです(これホント)。つまり口座に準備金として入れておくのが預金であって、その性質上、利子がつくかどうかは最初から問題外です。外国じゃ逆に預金に手数料がかかるところもあるぐらいです。これに比べ、郵便局は絶対につぶれない金融機関だから安全性は抜群ですし、1円に満たない利子も切り上げてくれます。たとえ1円だって、笑う人は1円に泣かされることもあるといいますので、バカになりません。ATMの使用料だって時間曜日を問わずタダです。銀行よ、見習え。

 で、貯金をするのなら、「ニュー定期1ヶ月満期」がお薦めです。1000円単位で預けられるのですが、現在の金利が 0.3%。なんだ、低いじゃないかとおっしゃる方もおられるでしょうが、よ〜く聞いてください。

 0.3%は1年換算ですから月利は 0.025%。1000円預けても一ヶ月後には、0.25円しか利子はつきません。銀行なら切り捨てで0ですが、郵便局は違います。1円にしてくれるのです。税金(分離課税で2割)は0.2円ですが、これはうれしいことに切り下げで0円です。ということは、1000円あたり1月に1円の利子ですから、1年で12円。これを利率に直すとあら不思議、1.2%となって、公社債投信などと肩を並べます。公社債投信はもう少し利率が高いですが、引き出すときに手数料を引かれますので、5年後くらいまではほぼ匹敵するのです。

 で、大事なことは、1000円を1口にすること。1万円なら1万円1口ではなくて、1000円10口にするのです。ATMからも預けられますが、ATMでは1万円で割り切れる額は1口1万円になり、5000円で割り切れる額は1口5000円になるので、5000円で割り切れない1000円の倍数(たとえば3000円)を預けるようにするのがコツです。仮に1万円1口にすると月利3円で年に36円しかつきません。これでは 0.36%にしかならないのです。下のポイントをしっかり頭にたたき込みましょうね。

しかし、1999年からこの手口がつかえなくなった!

 さて、郵便局のもう一つのお薦めは、郵貯のジョイントカードです。特にセゾンカードとのジョイントカードではJCBやUCなどのクレジットもついて1枚3役になるんですが、クレジット会社に払う年会費がタダ(セゾンが負担)になります。セゾンなどでの割引きの特典もありますので、申し込まないのはもったいないです。いま、JCBなどに入って年会費を払っている人はこちらに切り替えましょう。

 

 どうです、あなたも銀行から乗り換えましょう。ローンを借りているのでもない銀行なんてもうけさせるとロクなことはないですよ(ローンを貸してくれている銀行さんとは仲良くしましょう)。

 
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