コーヒーの主要産地(アフリカ・アラブ)


 

 

■エチオピア
 アラビカ種の原産地。非水洗式が主なので外見は不良だが、味はよい。生産地ではハラーが有名で、この大きな粒を「モカ・ハラー・ボールド・グレイン」という。他の品種としては、「モカ・シダモ」、「モカ・ジマ」が有名。

■ケニア
 アラビカ種のみ。高地で生産される。豆の大きさによりAA・AB・C・E・TT・T・UGに分ける。AAが最高級。

■タンザニア
 ブルボン、ケント、ブルーマウンテン種などを生産。キリマンジャロ山の斜面で生産されるものをキリマンジャロという。ケニアとほぼ同じ分類を採用し、AAが最高級。

■ウガンダ
 原産地に近いのでロブスタ種がほとんどだが、水洗式アラビカ・非水洗式アラビカも生産される。

■コートジボアール
 リベリカ種の原産地であるが、ロブスタの生産量も世界一。独自品目としてアラビカとロブスタとの交配種「アラブスタ」がある。

■イエメン
 モカ・マタリが有名。非水洗式で外見はすぐれないこともある。高級品としてゴールデン・マタリがある。モカはサウジアラビアの輸出港(170年ほど前に砂で埋まってしまい閉港した)の名称で、伝統的に品種名の先頭に冠される。


 

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