インターネットは研究目的では長く使われてきた歴史がありますが、WWWという簡単なマルチメディア転送形式が採用されてからは、テキスト(文字)のみの環境からグラフィックイメージ(画像)の伝達が可能となり、一般大衆にもまたたくまに広がりつつあります。
ただし、その拡大速度があまりに大きなために、利用者はどれくらいの利用価値があるかに気付かないまま、大海の浜辺で遊んでいる子供のように、その広さや深さを認識する以前に自由に泳ぐことをあきらめてしまうことが多くなっています。
インターネットの活用法や楽しみ方は利用者の自由であり、千差万別の様式があると思いますが、今回はインターネットの医学的な活用について、ほんの簡単なさわりながら述べてみたいと思います。
まず初めに本稿での理解に必要な知識についてさらりと解説します。必要のない方はどんどん先へ進んでください。