電子の郵便です。
これだけでは全然説明になりませんが、プロバイダのメールボックス宛に世界中から届けられる手紙です。メールボックスとは私書箱と同じと思っていただいて結構です。電子メールを利用するためにはメールアドレスという一種の住所(私書箱の表札)みたいなものが必要になりますが、一般的にはプロバイダに加入すると自動的にもらえます。
普通の郵便に比べて、速い、安い、便利という利点があります。
まず、速さについてですが、遠いところ、たとえば南極の昭和基地にでも平均数分で着いてしまいます。
安さについては一通送るのに10円以上かかることはまれです。ハガキの1/5 以下ですね。
最後の便利さについては
1 自分の書いたメールが残るため、相手の返事との間の話のつながりがわかりやすい
2 後で瞬時に検索できて整理が楽
3 整理に場所を取らない
4 24時間いつでも出せる(相手が寝ていても大丈夫)
5 文字だけでなく、他のデジタルデータ(画像・音声・プログラムなど)もいっしょに送れる
自分の書いたことをすぐに忘れてしまうニワトリアタマの筆者などは1が特にありがたいです。
最大の欠点は、相手もメールアドレスを持っていないと使用できないことですね。最近は相手のファックスに出力してくれるサービスもありますが、別料金が必要になります。
電子メールの応用技術として、メーリングリストというものがあります。これは電子メールを使った電子会議のようなもので、メーリングリスト宛に一通のメールを出すと自動的に会員全員にそのメールが届きます。趣味・関心を同じくするものを会員にしてこれを利用すると井戸端会議よりも中身の濃い情報源となります。