2017/11/22(水)専門化に必要なもの

社会を発展させるには多種多数の専門家が必要です。

専門家の存在基盤は産業の分業化です。

専門家がバラバラに存在しても専門バカの集まりでなにもできない。

一つの産業を分業化することによって、それぞれの作業に特化した専門家が生まれてくるということなんですね。

こうした専門家はほかの専門家を信頼し尊重しないと成果が得られないわけです。

ですからほかの人間を信頼できない社会(とある国)では当然専門家は存在できません。

とある国がそのことに気づかないうちはシステム化された専門家がいないので、たとえ日本の技術をパクってもそれを改良していくことはできないわけですね。

2017/11/21(火)足りないものを食べればいいのか?

昨日の「コラーゲンでお肌がプリプリ?」でも書きましたが、コラーゲン合成能が衰えていれば、いくら材料となるコラーゲンを食しても皮膚がプリプリにはならないのです。

「足りないものを摂ればOK」という安易な発想は中国料理の医食同元とも似ていますが、食べてOKな場合もあれば、いくら食べてもだめなケースもあります。

ハゲの人が髪の毛を食べても髪の毛は増えないでしょ。

体内で合成できないもの(一般にはビタミンの類です)は摂らないとダメですが、摂ってもダメなものははるかに多いですね。

2017/11/20(月)コラーゲンでお肌がプリプリ?

「コラーゲンでお肌がプリプリ」とか言う人がいますが、コラーゲンを食べるとそれがそのまま皮膚に沈着するように思っている人がいてびっくりします。

実際は腸内でアミノ酸に分解されてから吸収され、血中から皮膚に行ってそこで自作のコラーゲンとなって皮膚の一部になるわけです。

決してウシやブタあるいはトリ、サカナのコラーゲンがそのまま沈着するわけではありません。
そのまま体内に入ったらアレルギー反応を起こします。コラーゲンはタンパク質で、異種のタンパク質は抗原性があるからです。

コラーゲンの材料であるバラバラのアミノ酸が吸収されるだけです。
アミノ酸は各動物共通であり、抗原性もありません。

また、コラーゲン合成能が衰えていれば、いくら材料を与えても皮膚がプリプリにはならないのです。

また、食べたコラーゲンがアミノ酸に分解吸収され皮膚コラーゲンに合成されるまで時間がかかります。

コラーゲン鍋を食べているうちに皮膚がプリプリに感じるのは鍋の湯気で加湿されるのと、染み出す汗のためであって、コラーゲン合成がすぐに増加したわけではありませんね。

2017/11/19(日)著作権協会って

著作権協会って、他人の権利を不当に私物化して、自分たちの給料をそこから頂戴するだけの組織に見えますね。

AI にまかせてしまえば、監視、啓蒙、違反者への通告、対策などもっとうまくやれますし、人件費も圧縮できます。

著作権自体が著作物がこの世に生まれた時点で発生するものですから、そもそも人間がどうやってそんなものを完璧に管理できるのか・・・私には無理としか思えません。

2017/11/18(土)キャベツ食うウニ



TV で「所さんの大変ですよ」を観ていたら、海藻を食い荒らし駆除対象となっていたムラサキウニに、本来は廃棄されるはずのキャベツを食べさせたところ、甘みのある良質のウニに育つことを紹介していました。

神奈川県ではムラサキウニが大発生して困っているようです。
美味しいウニが大発生ならいいのですが、ウニの数の割に食べ物となる海藻が少ないためか、ウニを獲ってもやせていて少しもおいしくないようです。
海藻を食べられることで、ほかの海産物(ホタテなど)がとれなくなって困っているのです。

そこで生け捕りにしたウニを廃棄せずに水槽に入れて、傷んだキャベツを食わせてみると、グングン育つことを発見。

TV ではキャベツのみでしたが、大根、ブロッコリーも食べるそうです。



迷惑ウニ、廃棄野菜で美味に変身? 商品化へ実証実験(朝日digital)

記者発表資料(平成29年4月20日) [Wordファイル/523KB](神奈川県水産技術センター)

こういう組み合わせはまだほかにありそうですね・・・たとえば、イノシシも廃棄用の野菜で養殖すればいいのではないでしょうかね。
ウニのトゲや殻から肥料を作ってキャベツの収量を増やすとかも考えられますね。
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