FTPの医学的活用



FTPを忘れた方はこちら

 FTPは施設間の画像転送にも簡単に使用でき、最善とは申しませんが、トータルで判断すると最適の方法とは言えます。

 画像転送ということでしたらWWWやニューズグループでも可能ですが、FTPの方がこれらより高速に転送できます。またこれらとは違い、利用者を限定することも条件によっては可能ですので、医学での画像転送には向いています。

 従来多く見られた、専用線を2施設間にひいて行うやり方よりは、インターネットを経由ことにより速度は最大10倍ほど遅くなりえますが、専用線をひかないので費用は2桁ほど安くなります。

 具体的には送り手が借りているサーバーに画像を転送し、それを受け手が受信するということになります。借りているサーバーの場所を知らない人には受信されるおそれが少ないですし、完全なセキュリティをめざすのなら、パスワードでガードする方法もあります。

 この方式は、

両者の設備を統一させる必要はない(マックでもウィンドウズでも可能)
1対多(多対多)施設の転送が可能
いったんプロバイダのディスクに転送されるので、送る方と送られる方が同時に作業する必要がない
(急がないときは送り手側が先に送っておいて、受け手はあとで受ければよい)

など多くのメリットがあります。

 一番の難点はやはりスピードですが、これは回線のデジタル化および衛星回線やケーブルTV回線の利用などの対策がどんどん取り入れられることが計画されており、やがて改善されていくと思われます。


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