2017/08/15(火)『遠隔画像診断起業への道』 No.7 集客に必要なもの

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遠隔画像診断医師事業組合テラークの岩崎康です。
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しばらくご無沙汰しておりました。

本日は集客に必要なものについて。

ぶっちゃけて言うと、

実績
名声
突出したオファー



だと思います。

実績

実績はもっとも重要なものだと思いますが、最初の最初にはこれがありません。

なんとしてでも作ることが必要です。

名声

名声(評判)もある程度必要です。

知名度(名声と悪名含む)ではなく、名声です。

悪名とどろけば知名度ではなく致命的です。出る杭は叩かれるのが世の常なので、あまり出しゃばるのは禁物です。

まあ、普通に勤務医をしていたというだけでも他の業種から比較すると信用力があるので、そんなに有名になる必要はないかもしれません。

突出したオファー

突出したオファー・・・実はこれが一番重要だったりします。

うちのオファーは、

  • 原則二重チェック
  • 救急対応(ただし営業時間内)
  • 電話対応

などです。

実際の返却時間も日中は1時間以内のことが多いです。規約上は翌営業日までですが。

これらのオファーで、ほかよりは高い単価で請け負うことができています。

早く返せるのは専業メンバーが主だからです。昼間どこかで勤務しているメンバーばかりでは実際に運用は難しいでしょう。

二重チェックはチェック費用が出せないとの理由でやっていないところが多いですが、金銭的に合わなくてもやることが重要です。これで余計なトラブルが激減するので。それにほかの医師がどんな所見を書いているのか、どこで間違いやすいのかなどがわかり、非常に勉強になります。

電話対応には事務所が必要となることが以前は多かったですが、現在は携帯電話や Skype やバーチャルオフィス(電話対応+私書箱的サービス)を使えば月数千円で実施することが可能です。
実際の運用は自分にあったカタチで
  • 最初の実績をいかにつくるか?
  • 専業体制をいかにつくるか?

このあたりがカギとなってくると思います。ご自分の環境に合わせてじっくりと対策を練ってください。

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今後とも何卒よろしくお願いいたします。

2017年3月13日10時35分1秒 月曜日
メールマガジン『遠隔画像診断起業への道』
発行責任者: 岩崎 康
連絡先: enkakugazousindan@gmail.com

2017/08/15(火)『遠隔画像診断起業への道』 No.6

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前回は業務内容の話をしましたが、今回は使用するシステムの面から話をしてみようと思います。

オンプレミス型とクラウド型

遠隔画像診断システムにはオンプレミス型とクラウド型という分類があります。

実際はその混合型もあり、実装はオンプレミス型なのに読影医から見た場合はクラウド型に見えるなど、見る立場によって異なる場合があります。

■オンプレミス型

オンプレミス型は従来からある方法で、サーバーを読影会社に置いて病院からデータを送ってもらい、読影会社内で勤務医が読影したり、会社外から読影医がネットワーク越しに読影したりするものです。

この変則タイプで、病院側にサーバーを置いて読影医はネットワーク越しに読影するものもあります。これは院外にデータが出せない場合や病院が主体となって読影医を労働資源としてもコントロールしたい場合などに使われます。院内の読影システムの端末を遠隔対応にしたり、遠隔画像診断用のサーバーを新たに立てて院内のシステムとデータ連携をしたりすることで実現できます。

■クラウド型

クラウド型はサーバーをクラウド上に置くものが主流ですが、サーバーの実態はどこかのデータセンター上にあるわけです。読影会社や病院にも置かず第三者が運営しているという意味で使われる場合と、実際は読影会社や病院が管理運営している場合があります。

端末からの違い

読影医の使う端末に読影ソフト(レポーティングシステム)をあらかじめインストールするかしないかでも分類ができそうです。

端末に読影ソフトをインストールしておくものは従来からあり、「古典型」と言えましょう。

インストールしておかないものは、使うときにのみソフトがセッティングされるのです。最近は Java でサーバーからソフトを配信するもの、サーバー上の仮想環境を操作するものなどが主流です。

古典型では専用の読影コンソールを自宅に置くことが多いので、設置スペースやネット環境などの問題が生じる場合があります。費用もそれなりにかかり、件数をこなしてくれないとモトがとれません。ソフトを更新するのに手間と費用がかかるのが難点です。

Java で配信するものは接続時にサーバー側からソフトを配信するので、ソフトの更新作業はサーバー上のみで完結します。動作速度も最近はパソコンの速度向上により問題なくなっています。

サーバー上の仮想環境を操作するものはソフトも画像データも配信せずに端末からサーバーの読影環境を覗いて操作するだけなので、非力なパソコンでも動作します。コスト的にも最も安上がりになります。普段使いのパソコンを共用できますので、設置スペースの問題も生じません。

古典型の場合、更新するのに手間がかかるのが難点と書きましたが、そのためソフトのバージョンアップはなかなかなされませんし、高額です。細かなバグフィックスもなされないことが多いです。どんなシステムも10年もすれば時代遅れで使えなくなってしまいますが、その場合端末のみでなく、システムや病院側の送受信装置まで総入れ替えになることがあり、へたをすると何千万円あるいはそれ以上の費用が発生します。それに本当の遠隔地(へき地や海外など)で読影をしている場合、端末が壊れた場合すぐに直らないことが多いです。出張修理にも時間と費用がかかります。

Java配信型や仮想環境型は更新はサーバーのみでなされるケースが多く、読影端末側の更新は不要です。端末自体が壊れても別のパソコンで代用できる場合が多いです。それに加えて更新費用も使用料も格安になります。

私のお勧めは

読影医からはクラウド型に見えるものを選んでください。手間と費用が全然違います。運用も外部におまかせできるタイプがいいですね。これで読影に専念できます。

私のところも、遠隔画像診断センターと言いながら置いている機材は端末のみで、サーバー類はありません。全く普通の事務所仕様ですんでいます。ネットワークケーブルの配線工事は追加しましたけど。

自宅も同じで、普通のパソコンが主体です(じつはオンプレミス型の端末も2つありますが、本心は放棄したい^^)。

結論

システムは性能やら好みだけで選んではいけません。

オンプレミス型は避けましょう。のちのち借金を抱えるリスクがあります。

クラウド型のもの特にサーバー上の仮想環境を操作するものを選ぶべきです(いくつかありますが、イーサイトのものが最もお勧め)。

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2017年2月19日13時39分14秒 日曜日
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2017/08/15(火)『遠隔画像診断起業への道』 No.5

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前回は「1億円もらえるならたいていのことはなんでもやるよね」という話をしました。

独立してからは ●千万円ほど年収が上がったので5年もかからずに1億円余分に稼げちゃいました、という話なんです。 私は15年ほど前に独立したので、それから1億円を2回おかわりしたことになります。

心のリミッターをはずせば、たいていのことはなんでもやれるはずです。

遠隔画像診断の起業形態

今回は遠隔画像診断の起業形態についてお話しします。

遠隔画像診断で起業するというと、昔はシステムがなかったので、

1. システムを開発する
2. システムの運用

という業務がどうしても必要でしたが、現在はシステムがありすぎるくらいありますので、システムはあるものを利用して、

3. 読影事業のみ

という簡単な形態もできるようになりました。

4. 以上のいくつかあるいは全て

というのももちろん可能です。

1. 「システムを開発する」の問題点

遠隔画像診断システム自体を開発するやり方です。

昔はこれを作りたくて会社を始めた人をよく見ました。

でももはやシステムはありすぎるほどあります。

これから入り込む余地は少ないですし、新規参入(特に医療以外の会社)もいまだに多く、最初うまくいったとしても後はジリ貧ということが多いです。

できたシステムを病院あるいは医師に売るのは通常の企業や個人に売るのと違い、非常に難しいです(もちろん通常の企業や個人に売るのも簡単ではありませんが)。

病院特に公立病院はあらかじめ許可された業者としか取引しません。

相当のセールススキルを持った人でも病院相手の取引は難しいです。

2. 「システムの運用」の問題点

ASP的発想で、自己あるいは他社の開発したシステムを売り切りにせずにサービスとして提供して課金することです。

これも競合がどんどん増えています。

大手が乗り出してくれば淘汰される可能性が高いです。

読影事業と組み合わせてやっているところもありますが、組み合わせるメリットが乏しいと思います。

3. 「読影事業のみ」の場合

システムは外注で、読影事業のみを行います。

メンバーは医者のみですみます。

このためリスクは極限まで下げられます。

多少の事務業務が発生しますが、事務業務も外注すれば、めんどうなことはほとんどしなくてすみます。

4. 「以上のいくつかあるいは全て」の問題点

大したリスク分散にはならず、それぞれのリスクが加算されるだけのことが多いです。

リソースを揃えておくのに固定費がかかってしまい、なかなか損益分岐点を超えません。
私の方法

以前の私は1、2,4の形態を模索しましたが、結局ものになったのは3です。

現在は医師のみの組合「LLPテラーク」と、その事務を担当する事務員のみの株式会社「ラドアシスト」に分けて運用しています。

医師と医師以外のスタッフはマインドから給与体系からなにからなにまで違うので、一つの組織で運用しようとすると必ず歪みや確執が生じるからです。
結論

ということで、業務を読影のみに集中すればするほど、リスクは少なく、より効率的に稼げるようになります。

次回はどういうシステムを採用すべきかお話する予定です。

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2017年2月8日16時26分43秒 水曜日
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2017/08/15(火)『遠隔画像診断起業への道』 No.4

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遠隔画像診断で起業するという話をすると、「私には無理」という方がおられます。

なぜと訊くと、「院内で誤診しても守ってもらえるが、独立すると相当叩かれるのでは」 とか 「胸腹部CT以外は自信がない」とかおっしゃる方が多いです。

◆院内で誤診しても守ってもらえる?

「院内で誤診しても守ってもらえるが、独立すると相当叩かれるのでは」 とおっしゃる方は、常勤医だと誤診しても大丈夫だと思っていませんか?

常勤医でも独立していても、誤診したらアカンのです。

ただ、誤診は誰でもしますので、同じ間違いをしないように再発防止の努力をもっとすべきなのですね。

まあ、独立すればいやがおうでも意識は高まります。一勝一敗が気になります。今まで平幕で勝ち越しだけ気をつけていればよかった力士が横綱になるようなものでしょうか。横綱になれば横綱らしい相撲を取れるようになるがごとく、独立すれば自然と力の入ったいい仕事ができるようになる・・・と思います。

◆胸腹部CT以外(あるいはほかの専門分野以外)は自信がない?

神経疾患の所見とか整形分野は私には無理とか思っていませんか?

これらは疾患の現れ方に個人差が少なく、典型例をおぼえてしまえば胸腹部よりむしろ簡単だったりします。これは私以外の遠隔画像診断医も言っています。

非典型例が少ないのです。的を射た明瞭簡潔な所見を書くことができるのです。

それでもおぼえるのは大変?

では魔法の言葉をお教えしましょう。それは・・・

◆魔法の言葉

「1億円あげますから やりませんか?」

それならやるでしょう? 必死でやりませんか?

医学生のときに、「こんなだらだらした自分が 忙しい医者なんてできるのかなあ」 と思っていませんでしたか?

できているでしょう? やると思ったらできるんですよ。 とくに、環境が変われば。

やると思ったらできる、そう自分に誓うだけ。だから思い切ってやってみろ、ってことです。

今のあなたは過去のあなたが作ったものです。

未来のあなたは今のあなたが作ります。

今のあなたが変わらないなら未来も変わりません。

「なんだ、1億円はウソか」、と思わないでください。

実際私の場合、独立してから●千万円ほど年収が上がったので5年もかからずに1億円余分に稼げちゃいました。

その分税金もドッサリ払いましたが、バブル期に買った自宅マンションの住宅ローンを完済し、隣の部屋が売りに出たのでキャッシュで買い増ししました。

「1億円もらったらやるけどね」 という言葉は通常は「もらえるはずがないのでやらない」という捨てゼリフのようですが、あなたの場合は夢物語ではなく、現実です。ほんとうにもらえるんですよ。5年でもらえるか10年かかるかはわかりませんが。

◆今回のまとめ

自分の専門分野以外での能力を高めましょう。案外簡単だったりします。

魔法の言葉は「1億円もらえるからやってみよう」。



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2017年1月28日9時58分3秒 土曜日
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2017/08/15(火)『遠隔画像診断起業への道』 No.3

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前回、前々回と、「起業は簡単」という話をしました。税務署に届出を出すだけです。

起業は簡単ですが、事業を軌道に乗せるのがなかなか大変なんです。ですから準備は早く始めましょう、ということでしたね。



まあ、でも遠隔画像診断事業が軌道に乗るまでは読影バイトをしながら待てばいいので、他の業種よりはるかに恵まれた境遇にあります。

私が起業したその月の収入はそれまでもらっていた地方公立病院部長職の月給より少なかったですが、2か月目には軽く上回りました。バイトはいくらでもありましたから。

知人に「病院やめました」と言っただけであちこちからお誘いが来ました。

「遠隔画像診断が軌道に乗るまででいいですか」と言って、仕事を受けておりました。

最も稼いだ月は 400万円を超えました。関西は結構割のいいバイトが多いことと、私の読影が速かったからです。

健診センターやペットセンターから院長の話もありましたが、給料が下がってしまうのでお断りしました。^^



それにしても、常勤よりバイトの方がはるかに稼げる業界なんて医師以外にはなかなかありませんね。

有効に活用すべきです。

地方公立病院部長のときに院長と退職金の話になって、院長でも 3000万円少し(予定)という話でした。庶務課のお局オバさんに訊いたら事実らしく、自分はせいぜい副院長どまりか(3000万円ももらえない)と思ったらやる気が失せました。

ようするに、退職金なんてあてにしないほうがいいです。

3000万円もらえるとしても、いまの年収以下なので、もっと早く退職すべきでした。



ということで、いいバイトがあって仕事が速ければ(正確という条件も必要ですが)、「軌道に乗らなくても何とかなるよ」という話でした。

前回⇒ 遠隔画像診断での起業じつは簡単(2)

前々回⇒ 遠隔画像診断での起業じつは簡単



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2017年1月25日11時56分23秒 水曜日
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