脊柱管内のおたまじゃくし
ときどきこんなものが MRI や CT の横断像で脊柱管内に見られます。
L5/S1 のT2強調横断像です。
硬膜嚢が右前方に突出しているよね。
これって何?
前額断がないので矢状断
前額断がないので矢状断です。すみません。
L5/S1 の椎間板後縁の背側に2本(実は前根+後根で4本)の神経根が接しています。
もうわかった?
え、こんなところ気にして見たことがないからわからない?
ちょっとは気にして欲しいところです。
conjoined nerve roots
正解は conjoined nerve roots です。
この例では片側性。
右の S1 神経根嚢と S2 神経根嚢が S1 root sleeve の位置から出ています。
共通根嚢を形成しているという感じでしょうか。
下手な絵ですみませんが、右のような感じ。
赤線が横断面の位置にあたるわけですね。