ちょっと神戸に
2011.3.20(日)
私の母親の誕生日で、私だけ午後から神戸に。
電車は比較的すいており、関西は混乱は全くないようです。三ノ宮に寄り道しなかったので、募金箱に巡り会えず、本日は義援金は送れず。
弟夫婦と母親とくっちゃべっていて、「あの子宮癌のCM、なんとかして~」ということになりました。
ニシナアキコさんが娘さんと出ている AC の CM ですが、この事態に関係のない癌検診の話はないだろうとの声。気持ちが暗くなるかも。
スポンサーが自粛しているので、AC の CM ばかりがたくさん流れますが、種類が少ないので飽きます。赤星さんは潤うでしょうけどね。
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橘玲さんが訳した本を電車の中で読んでました。タイトルが「不道徳な経済学」。今から四半世紀前にアメリカで発刊された書です。
![]() |
不道徳な経済学──擁護できないものを擁護する (講談社プラスアルファ文庫) ウォルター・ブロック 橘 玲 by G-Tools |
その巻頭の解説の中で橘さんが、発展途上国への援助が発展途上国の不幸を増幅しているという話をしていました。
こういう国はだいたい独裁政権の国が多くて、国民の不幸を過大に発表して外国から援助を呼び込み、援助金をせしめたり、援助物質を闇市に流して儲けると。
それらの無料、高品質なモノが闇市に流れることで、その国内の農業や生産業に大ダメージを与えるため、援助すれば援助するほど国民の不幸が増大するとのことです。
ケニアの経済学者など「頼むから援助するのはやめてくれ」と言っているほどです。
今回の震災には当てはまらないかもしれませんが、被災地の生活や産業が自力で立ち直れるように気を遣わないといけませんね。
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話は変わりますが、災害救助用のモビルスーツがあれば便利だと思います。車両は道が封鎖されるとだめですもんね。放射能対策の問題上、原発には使えませんが。
原発事故には無人で遠隔操作の巨大ロボットが必要でしょうね。我々の世代では鉄人28号やジャイアントロボやポセイドン(バビルのしもべ)が思い浮かびます。
これまでの災害対策用ロボットは狭いところの探索用途しか着目されていませんでしたが、重機の入れないところで瓦礫を安全に撤去するタイプのロボットが欲しいですね。
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あと欲しいのは画期的な蓄電池。
今のバッテリーは十分な電力を保持できない、寿命が短い、重いなどの問題があり、年余にわたる大電力の蓄蔵ができません。
そういう技術があれば雷から充電することも可能になり、原発が減らせるようになります。電気自動車も一気に普及するでしょうし。
印刷して製造できる太陽光電池、木材からバイオエタノールを作る技術なども完成間近だと聞きますが、まだ実用化できないのでしょうか。
今回の震災で、国民全員が節電に目覚めたり、日本のエコ技術が画期的に進化することを望みます。
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