特別展覧会「国宝」に行ってきた
公開日:
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最終更新日:2017/10/29
日記
京都国立博物館(京都国立美術館とは別)で開館120周年記念として、特別展覧会「国宝」を開催しています。
2017年10月3日(火)~11月26日(日)を 4期に分けて公開しています。
詳しくはこちら> http://kyoto-kokuhou2017.jp/outline.html
本日、II 期めの展示をカミサンと娘とで観てきました。
先週 NHK の特番を観ていたため、驚きはしませんでしたが、教科書に載っているものが目の前にあるのは格別な気持ち。海外絵画の展覧会では味わえない醍醐味です。
いろいろありすぎて、圧巻はと言われると困るのですが、古いということでは縄文の土偶でしょう。
あとは TV でも紹介されていた「釈迦金棺出現図」。保存状態がいいのが驚き。
釈迦の「復活」はキリストと違って経典にはない架空の物語ですが、動物が説法を聞きにくるというのもキリスト教の聖人伝と似ていますね。
阿修羅がごっついオッサンに描かれているのも面白いのでは(興福寺の阿修羅像ラブの人は怒るかも)。
雪舟の「慧可断臂図」もありました。
慧可(左下の人物)が達磨に無視されるので自分の腕を「断臂」つまり切断した直後を描いた絵ですね。
左前腕が切断されていますね。
達磨の衣服の線がほかの線とはまったく異なる描き方なのがすごいです。
俵屋宗達の「風神雷神図」も目玉。
「カゼひいてまんねん」と言いそうになりました。
曜変天目の茶碗も間近で見られました。現存する4つ(うち3つが国宝)のうち、大徳寺龍光院の所有するもので、通常は非公開。
今回のものは3つのうち最も地味なものとされます。しかも今回はあえて自然光を当てての展示だったので、思ったとおり反射が弱く、NHKドキュメンタリー「曜変~陶工・魔性の輝きに挑む~」で見たほどはきれいに見えませんでしたが、螺鈿を貼ったような風情は素晴らしいです。
そう言えば、「お宝鑑定団」で中島誠之助が5つ目の曜変天目と鑑定したアレはどうなったのでしょうかね?
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