沸騰都市 / NHKスペシャル取材班
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読書
★★★☆☆
NHK で 2008年5月から 2009年3月まで放送された「沸騰都市」シリーズをもとにした書き下ろし。
当時の 8つの成長目覚ましい都市(ドバイ、ロンドン、ダッカ、イスタンブール、ヨハネスブルグ、サンパウロ、シンガポール、東京)を紹介するシリーズでしたが、2008年9月に金融危機が起きたためにシリーズ前半と後半とで趣旨ががらっと変わってしまいました。
音楽はあの川井憲次。
TV 番組は 3回分(ドバイ、ダッカ、シンガポール)見たのですが、全体を知らないのでこの本で復習しようと思って買いました。
NHK の出版部からでなく、幻冬舎から発刊されたのが面白いですね。
これらの都市で一番おもしろかったのは、TV でも見たシンガポール。
シンガポールは人の価値をすべて生み出す金額で評価する「ほぼ一党独裁、権力世襲の」最強の民主主義国家です。
人権なんて無視しますから日本なんか相手になりません。
金持ち(投資移民)、頭脳労働者(科学者など)のほかに単純労働者も受け入れていますが、単純労働者は収入を基準に4つのクラスに分けられ、最低のクラスは(メイドが多いので)半年に一度妊娠検査を強要され、妊娠が判明したら強制国外退去になります。貧困な移民になれば即追放ということです。
頭脳労働者も成果が金額に換算されて評価され、マイナスとなれば簡単に解雇されます。
優秀な人材を海外からスカウトし稼ぎがコストに見合わなければ即国外追放という割り切りよう。
日本なんか相手になりませんね。
国民一人あたりの GDP が日本より高いカラクリがよくわかりました。
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