遠隔画像診断医やすきーの日記 Yascii's Diary

遠隔画像診断医やすきーの日記

小学6年生のある日

  • 2025年2月4日 11:57 PM

あれは小学6年生のある日だったと思います。
私は少年野球部に所属しており、ちょうど大会が終わって引退という時期ではなかったでしょうか。
でも、ひょっとしたらもっと以前のことだったかもしれません。

ある場所で私の人生を変えた1冊の本と出会ったのでした。

小学校からの帰りに歩いていたときに、道端で古紙回収の本の山がありました。
そこにカバーのとれた暗い青色のハードカバーの本を見つけました。
それを開いて見てみると、魅惑的な表が・・・

思わずそのまま家に持ち帰りました。
当時は廃品回収で出されたものをいただくのは別に問題ありませんでした。

その本は、チャート式化学IIB といいます。
最初のページに元素の周期表がありました。

その日のうちに第一章を読んでしまいました。
そしてモルアボガドロ数というものを初めて知りました。
そのとき日本の小学生でモルとアボガドロ数を知っているものは 10人もいなかったのではないでしょうか。

私はこの本から、この世は厳格な法則で支配されていることを知ったのです。
人生というものが漠然としたものでなく、拠り所というものがある世界で 生きていけることを知ったのです。

知識欲に飢えていた私は、数日かけてその本を最後まで読んでしまいました(なかなか苦労しました)。
演習問題はすっとばしたので、完全には理解したとは言えませんでしたが、体系的に化学というものがわかった気がしたのです。

その後は家にあった学研の百科事典(五十音順;全8-9冊)を最初から読むことを始めました。
毎日50ページが目標でした。

教科書や参考書というものの全体を読み切れば体系的な知識が身につくということが知れたのは大きいです。
その後の勉強の仕方が劇的に変わりました。

50年前のあの日、あの本に出会えてなければ 今ごろどうなっていたことやら。
どなたか存じませんが、捨てた方に感謝。

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