ブラック・スワン
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最近TV でよく観る アフラックのCM。
本田翼が 有吉が吹き替えをしている ブラックスワンに つきまとわれるストーリー。
「アフラック」⇒「あ、ブラック」というモジリから、いつものアヒルを黒くして、さらに一捻りしたのか、ブラック・スワンを登場させています。
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本田翼の目とブラックスワンの目がそっくりで面白い。
横・三白眼 ということで、本田翼が起用されたのでしょうか・・・
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経済用語ではブラックスワンとは ありえないことが起きることのたとえですね。
ブラックスワンが発見される以前は、白鳥は白い鳥というのが常識でしたが、黒い白鳥もいるということで全世界がビックリ。
特に日本では「ハクチョウ(白鳥)」という色を含んだ名前までつけてしまっていたのでよけいに困ってしまった。
ブラックスワンだから「コクハクチョウ」とか「クロハクチョウ」にすべきですが、漢字で書くと「黒白鳥」になってしまい、知らない人はパンダのようなツートンをイメージするかもしれません。
で、「コクチョウ」になったのは苦し紛れというか当然の帰結でしょうね。
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「ありえない」とか「そんなことはゼッタイに起きない」とかよく言う人がいますが、それは普通は論理的に証明できません。
どんな条件下でも起きないことを証明しないといけないからです。
逆に起きうることを証明するのは、たったひとつの実例を示すだけですみます。
以前、私も証人で関わった裁判で 相手方の証人にエライ医師が出てきて、「こんなことは医学的には絶対に起きない」と主張されていましたが、そういうことを主張すること自体が非科学的、非論理的だとお気づきになっていないようでした。
それまで絶対に不可能と思っていたことが実際に起きてきたがために、今までこのように医学が進歩してきたのですが・・・
裁判官はそのようなことは重々承知だったようで、なんの影響もありませんでしたが。
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「十三湊に 1341年大津波があって安東水軍が壊滅的な被害を受けた」という東北の伝承について、東京から来たエライ地震学者が土地の人々の前で「東北の日本海側にそんな大きな津波は発生するわけがない」と言い切った、その次の日に地震が来て、津波で人的被害が出た という笑えない話もあります。
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東京電力にとっては 福島原発が笑えないブラックスワンでしょう。
まあ、本当に起こりえないと思っていたなら東京近辺に1つも原発を作っていないのはナゼなんでしょうか。 土地が高いから?
でも東京都内に、要らない土地やビルをいっぱい買ってるんですよね。 今度売ることになったけど。 利用者に値下げせずに 余った利益で隠れて買っていたんですよね。
白鳥のように清廉潔白に見せかけていたけど腹の中が黒かったということでしょうか。
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