日本経済の真相 / 高橋洋一
公開日:
:
読書
![]() |
日本経済の真相 高橋 洋一 中経出版 2012-02-15 売り上げランキング : 400428 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆(すぐに読める)
元財務相官僚の高橋洋一先生の暴露本。
マスコミの脳は小鳥の脳
霞ケ関の役人がつくる予算書は2000ページほどあるのが普通だが、これを 3% ほどの量に圧縮した要約しか新聞記者は読んでいない。
97%はスルー。しかし、この部分に財務省は隠したい部分を書いており、要約には載せない。
マスコミはこの歪められた二次情報を元に記事を書くので、真面目に新聞を読んでも国民には本当のことは知らされません。
役人はよく「マスコミの脳は小鳥の脳」と言っていたそうです。ワニの脳よりは高級なんでしょうが。^^
本の内容
「マスコミの脳は小鳥の脳」は序論で語られていますが、本論は22の経済俗論(多くはマスコミつまりそれを操る財務省などが作り上げている)をメッタ斬りにしているのです。
書き方はソフトなのですが、内容はなかなかセンセーショナルなのです。
上念司や三橋貴明などのリフレ本と大部分がかぶりますけどね。
主な内容は以下の通り。
- 人口増加率とインフレ率に相関関係はない
- 日銀の通貨発行による国債の引き受けは禁じ手ではなく毎年行われている
- 日本国債がデフォルトする
- 国の産業育成で成功した例はない
- 新聞は自分たちの既得権益を守るために動いている
###
関連記事
-
-
地底国の怪人 手塚治虫 マンガ
地底国の怪人 (角川文庫) 手塚 治虫 角川書店 1994-11 売り上げラン
-
-
決定版 ユダヤ・ジョーク集
決定版 ユダヤ・ジョーク集 (じっぴコンパクト) ラビ・マービン・トケイヤー 加
-
-
竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術 / 竹内薫
竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術 竹内薫 実務教育出版 2009-04-
-
-
日本史が面白くなる「地名」の秘密 / 八幡和郎
★★★☆☆ またまた八幡先生の著書。 「日本史が面白くなる」シリーズの1冊。 いろ
-
-
考える遊び / 串田孫一
1992年に出たハードカバー本。 串田孫一氏は哲学者で登山家。 20年以上前に買
-
-
臨安水滸伝 / 井上 祐美子
臨安水滸伝 臨安水滸伝 (中公文庫) 井上 祐美子 by G-
-
-
新・臆病者のための株入門 / 橘 玲
★★★★☆ 旧版も読んだのですが、新NISA 対応というだけあって、だいぶ新しくなっていま
-
-
調べる技術・書く技術 / 野村 進
調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940) posted with a
-
-
嘘だらけの日中近現代史 / 倉山 満
嘘だらけの日中近現代史 (扶桑社新書) 倉山 満 扶桑社 2013-06-01
-
-
起業家列伝 / 邦光 史郎
起業家列伝 (徳間文庫) 邦光 史郎 徳間書店 1995-04 売り上