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常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 下 「研究者もどき」がつくる「教科書もどき」 / 倉山 満

公開日: : 読書

常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 下 「研究者もどき」がつくる「教科書もどき」 (Knock the Knowing) 常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 下 「研究者もどき」がつくる「教科書もどき」 (Knock the Knowing)
倉山 満
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★★★★☆

前回は上巻「常識から疑え! 山川日本史 近現代史編 上 「アカ」でさえない「バカ」なカリスマ教科書 / 倉山 満 」についてでしたが、今回はその続きです。

この巻は第一次世界大戦後~第二次世界大戦~朝鮮戦争の時代について。

山川書店の日本史の教科書にはスターリンが載っていない(脚注には出るが本文にないので索引にも出てこない)のです。第二次世界大戦をお膳立てして裏で操って最大の利益を得た男の名前が出てこないのです。

朝鮮戦争のときに日教組がコミンテルンの指令に従って日本で暴動を起こしたことも当然載っていません。

軍部が大東亜戦争を起こしたというのも間違い。というか「軍部」という一つのまとまった組織があったというのもファンタジー。分裂した陸軍と陸軍のライバルの海軍があっただけ。互いに口もきかない間柄。

国際連盟に喧嘩を売る羽目になったのは愛新覚羅溥儀のせい。

直接、第一の戦犯は近衛文麿。

敗戦を呼び込んだのは戦争がヘタすぎて理解不可能な山本五十六。

アメリカは国際法を理解できないので守らない野蛮国。中国、朝鮮も同じ。

ソ連とその後嗣たるロシアは国際法を理解していてここぞというときに守らない

こういう国々がまわりにあるのが日本の最大の不幸なのですね。で、戦争が起きたと。

その意味で太平洋戦争が起きなかったらそのほうが不思議だと思います。

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