「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? / 細野 真宏 (2)
公開日:
:
読書
![]() |
「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~ (扶桑社新書) 細野 真宏 |
★☆☆☆☆(破綻はしないが果てしなく腐っていく)
以前にもここで紹介した受験講師細野真宏の国民年金の未納問題についての本。
彼の主旨は未納が増えても現在の受給不足を積立金から担保すれば年金は破綻しないし、未納者に将来払う分も減るので全然問題はないというもの。
それはそうですが、年金の利回りの低下や国庫負担の財源などを無視してはとんでもない結論です。
政府は国民年金を破綻させるわけにはいかない(メンツもあるし金を集めるいい口実ですから)ので、結局は破綻させないものの、どんどん腐っていくだけですね。
「(どんどん腐って落ちていくけど)破綻はしない」と著者は言っているのですが、隠されている前半部分が真の問題なんです。
納める積立金(保険でもなんでもないのに年金保険とか言っているし)より少ない額しか戻ってこない制度(ただの税金徴収制度?)を破綻させないことにどういう意義があるのかわかりません。
*
もうだいぶ腐ってきたけど、もともと腹の中が腐りきった役人たちにはまだまだ食える ので破綻させないって気持ちはよくわかります。
でも善良な国民にとってはそろそろ食えないくらいに腐臭がしているし、残すなら残すで保冷処置をきちんとしないといけません。
それでも食った途端に死ぬ(=死ぬ直前にならないと年金がおりない)ようになるでしょうケド。
お役人の天下り を養うためだけにあるようなものですから、この際、国民年金という大仰な名称も変えましょう。
- 酷民捻僅・・・民を酷にねじり上げて、返すのは僅か
ってのはどうでしょう。
関連記事
「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? / 細野 真宏
###
関連記事
-
-
ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ 2 日本人が知らない101の疑問 / 茂木 誠(2)
★★★☆☆(すばらしい) 以前の記事「ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ 2 日本人が知ら
-
-
メモの魔力 / 前田裕二
★★★☆☆(メモではない) 著者独自の「メモ」の取り方が書いてあります。 メモと聞く
-
-
マンガ 生き残りの株入門の入門 / 矢口 新 てらおかみちお
マンガ 生き残りの株入門の入門―あなたは投資家?投機家? (ウィザードコミッ
-
-
目立つ力 / 勝間和代
目立つ力 (小学館101新書 49) 勝間 和代 小学館 2009-10-01
-
-
街道をゆく 18 越前の諸道 (朝日文庫) / 司馬遼太郎
街道をゆく 18 越前の諸道 (朝日文庫) 司馬 遼太郎 朝日新聞出版 2008
-
-
知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 / 橘 玲 (3)
★★★☆☆ 昨日の記事「知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 / 橘 玲 (2)」
-
-
学閥支配の医学 / 米山 公啓
学閥支配の医学 (集英社新書) 米山 公啓 集英社 2002-11-15 売り
-
-
半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか―お金は裏でこう動く / 柴山 政行
半分売れ残るケーキ屋がなぜ儲かるのか―お金は裏でこう動く 柴山 政行 幻冬舎
-
-
ゑゐり庵綺譚 / 梶尾 真治
ゑゐり庵綺譚 (徳間文庫) 梶尾 真治 徳間書店 1992-02 売り上げ
-
-
患者の流れが劇的に変わる / 影浦 誠士
患者の流れが劇的に変わる インターネットマーケティングの極意―歯科経営を成功







