スマホ脳 / アンデシュ・ハンセン
公開日:
:
読書
有名な本なのであまり書くことがありませんが、
- 「わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている」
- 「現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する」
という恐ろしい事実が書かれています。
我々の祖先は肉食獣や殺人鬼の襲来をなるはやに知るために、物事に深く集中することを戒め、周囲に気を配る・・・ように努めました。
つまり気が散りやすい人ほど生き残る確率が増えたのです。
その子孫たる我々は、先祖代々根っからの注意散漫道を極めた一家の出身なわけです。
実際に気が散ると脳内にドーパミンなどの快楽物質が増えるようになっているわけです。
そういうカモネギな人にとっては、スマホは気が散ることを手助けすることによってある種の依存状態を簡単に作り出すことができるのです。
*
まあ、「それがどうした 別にいいじゃん」という人も多いのでしょうが、このスマホ中毒状態がうつ状態を作り出す例もちらほらあるということです。
気が散るのは生理的なメカニズムのためにしょうがないが、スマホまでいじるのはやめてもいいのではないかとも思うわけです。
*
と言っても、私は一日に 10時間はパソコンの前に座っており、ほとんどのことはパソコンでやってしまうのでスマホは全く使わないません。
でもそれって「スマホ脳」にはならず「パソコン脳」になっちゃっているわけで、同じと言えるかもしれません。
ただ、パソコン断ちも簡単にできている(外出時は本を読む)ので、ガチの「スマホ脳」よりはましかも。
外出時にノートパソコンを持ち運んでしょっちゅうキーを押すようにまでなれば「スマホ脳」と同じような気もするけど、そんなバカなことはいたしません。
###
関連記事
-
【図解】萌える自衛隊 国民のための防衛白書 / 井上 和彦
【図解】萌える自衛隊 国民のための防衛白書 井上 和彦 扶桑社 2011-08-
-
相場の壁とレンジで稼ぐFX (ダウ理論を補強する複数時間軸とテクニカル指標の使い方) / 田向宏行(2)
★★★★☆(すばらしい) 以前も紹介した本ですが、昨日から再読を始めました。 「トレ
-
NHKためしてガッテン〈6〉
NHKためしてガッテン〈6〉―雑学読本 NHK科学環境番
-
幸せな経済自由人の金銭哲学 マネー編 / 本田健(3)
幸せな経済自由人の金銭哲学 マネー編 (ゴマ文庫)本田 健 ゴマブックス 200
-
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 / ハンス・ロスリング
★★★★☆ ここでいうファクトフルネスとは、「データや事実にもとづき」世界を読み解く
-
日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか / 黄文雄
日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか 黄文雄 徳間書店 2012-0
-
年収1000万円の貧乏人 年収300万円のお金持ち / 伊藤 邦生 (2)
★★★☆☆ 以前にここに書いた本です。 本棚で見つけて、再度読んでみました。
-
なぜ、カノジョは原価100円の化粧品を1万円で買ってしまうのか? / 神樹兵輔
なぜ、カノジョは原価100円の化粧品を1万円で買ってしまうのか? 神樹兵輔 フォ
-
日本経済の真相 / 高橋洋一
日本経済の真相 高橋 洋一 中経出版 2012-02-15 売り上げランキング
-
伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術 / カーティス・フェイス
伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術 カーティス・フェイス 飯尾博信+常