NHK「玉木宏 音楽サスペンス紀行▽ショスタコーヴィチ 死の街を照らした交響曲第7番」
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最終更新日:2019/01/14
音楽
昨夜、カミサンが TVで観ていたので途中から観ました。>玉木宏 音楽サスペンス紀行▽ショスタコーヴィチ 死の街を照らした交響曲第7番
しばらく何の番組かわからなかったのですが、ショスタコーヴィチの写真が出て、交響曲第7番と言われたので、ああレニングラードかと気がつきました。
私はショスタコの交響曲は5番、7番、8番(タコ8!)、15番しか聴いたことがありません。
ソ連のプロパガンダ音楽が多いと思い、交響曲全集は買わないと決めたので(ハイドンとモーツァルト、ベト、ドヴォ、シベ、シューベルトあたりは持っていますが・・・あ、寡作のブラ、シューマンも)。
番組では、当時のアメリカで熱狂的にこの7番が支持されたことが紹介。
現在チャイナに騙されていたことにようやく気づいたアメリカは、第二次大戦中はスターリンにいいように騙されていました(ソ連はトモダチ!)からね。
ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ(愛称^^ スターリン)はグルジア(現ジョージア)生まれで、幼少のときロシア人から差別されていたようです。
彼がチビだったからでなく、グルジア国民全体がバカにされていたようです。
何かの本で、あるグルジア人が「スターリンはグルジアの英雄ですよ、彼ほどロシア人をたくさん殺したグルジア人はいないですから」などと語ったと書いてありましたが、ロシア人だけでなくウクライナを初めとするソ連国内や他国の人命を多数奪ったのが大問題ですねえ。
まあ、彼は共産主義を忠実に遂行したと思ってたんでしょうが。
番組では ドイツ軍に包囲されていたレニングラードでこの曲が連日演奏され、スピーカーでドイツ軍に実況中継され相手の戦意をくじいたという、秀吉が小田原城攻めで用いたものと似通った戦法(攻守も意図も真逆ですケド)を紹介して終わり。
スターリンのプロパガンダは自国に対しても他国に対しても綿密であったことに今更のように驚きます・・・どれほど長い時間陰謀を考えていたのだか。
*
ということで、本日は久々に7番をバーンスタイン&シカゴs.o. で聴いてみました。
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うーん、長いけど素晴らしい曲ですね、やっぱり。
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