他人に頼らない生き方 / 自分のキャパシティを大きくする
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ふだん心がけていることとして、なるべく他人に頼らないことがあります。
他人に頼れば、その分自分には他人からの制約が増えてきます(ギブ&テイクなので)。
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他人の言うことは素直に信じないで、自分で調べることもその一つ。
特に新聞に書いてあることやTVで流れていることは鵜呑みにしません。
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他人をあてにしないことのメリットは、自分のキャパシティが大きくなり、自分ひとりでできることがどんどん増えていくことがあげられます。
この意味で上司が無能であることは実は大きなメリットだったりします。
面倒見のいい上司は有能でもあることが多いですが、そのために弟子たちは師匠をなかなか越えられません。
ちょっとスキを見せて、弟子に自分でやるように仕向けることも必要だったりします。
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公務員を辞めて独立して、今までいくつかプロジェクトの立ち上げに参加してきたのですが、すごい違和感を感じました。
設立者のみなさん、自分でできることは小さいのに、プロジェクトは大きく、そして他人をあてにしすぎることです。
他人を集めて役割を割り振り一つの組織を作るわけですが、それを仕切る人たちはその組織中で必要な能力を全く持っていないことが多いのです。
言い出しっぺが率先してその組織の中の重要な仕事を引き受けるのが当たり前かと思っていましたが、実務の全くできない人達が集まって、ときに とんちんかんな意見を出したり・・・
「船頭多くして船山に登る」という言葉がありますが、船頭のくせに船の漕ぎ方を知らないのです(漕げなきゃ山には上らないので、こちらのほうがいいのかもしれませんが)。
よくわかっていない人がよくわかっていない人を集めて、結局、頭数だけ揃えた図体の大きな非効率的な組織(シロートの、シロートによる、シロートのための組織)ができあがってしまいます。
こうした図体のでかい(そのかわり特定の従業員に頼らずだれでも代わりが務まるような)組織は、利益が十分に上がって組織を維持することが目的になる第2段階以降ではいいのですが、まだ立ちあげの第1段階でこうなってしまうと なかなか利益が上がらず、失敗する確率が増えます。
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できる能力のある人がまずいて、彼らにフィットするコンパクトで効率的な組織を作るほうが 私にはしっくりします。
自分のキャパシティを大きくするにしても時間は有限でそれほど大きくならない状態のこともしばしばですから、最初は小さく小さく始めざるを得ません。
そのうち自分のキャパも大きくなるし、ビジネスの規模も大きくなってくるので、他人に頼らざるを得なくなりますが、うまくいくと評判を聞きつけて能力のある人が集まってきます。
最初からでかいだけの誰でもできるような組織には それなりの人しか集まってきませんし、むしろ「長いものにまかれたい」という寄生虫のような人を多数呼び寄せてしまいます。
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ということで、中谷彰宏風のまとめ。
- 他人をあまりあてにしないで、自分でいろんなことをしよう
- いろんなことをすることで、自分のキャパシティを大きくしよう
- 他人をあてにしすぎる人とは 一緒に働かないようにしよう
- 組織をイチから作るときはコンパクトで自由度の高いものをつくろう
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