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歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書) / 上念 司

公開日: : 読書

歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書) 歴史から考える 日本の危機管理は、ここが甘い 「まさか」というシナリオ (光文社新書)
上念 司
光文社 2012-11-16
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★★★★☆

またまた上念本です。

今回はいつもの経済評論家に加え、国防評論家っぽいネタを前面に押し出しています。

日本経済がデフレになったのは”敵”の陰謀にあるものとして論を組み立てています。

この”敵”は日銀、●日新聞、政治家(田中-竹下-橋本ライン、野党)などを想定しておられます。

「陰謀はあるのか」じゃなくて「あったらどうするか」

陰謀のない世界はないですが、その陰謀が 100%うまく発動しているとは限りません。

たまたま発動していないからといって、ないとは言えないのです。

「陰謀論はすべて荒唐無稽」という人がいますが、ありうることとして対策を立てておかないと、本当だった場合に「想定外」と言い訳するしかできないことになりかねません。

共産主義の同調者たち

旧ソ連の大物スパイだったコワレンコ氏の暴露本では、朝日新聞がソ連の中央機関紙「プラウダ」との間で提携するとの密約を結んだと書いてあります。

1995年に時効でやっと公開されたアメリカの機密文書「ヴェノナ文書」では戦争当時のルーズベルト政権内には300人近いソ連のスパイが入り込んでいたということです。

以上はこの本に書いてあります。

300人とは多いですね。赤狩りしたはずなのに。

まあ、現在の韓国国内(しかも権力中枢やマスコミ)にいる北朝鮮スパイの数よりは 1桁少ないですが。

バカが乗せられやすいドグマ

政治思想について「設計主義」「エリート無謬説」、「農本主義」、経済について「重商主義」「技術立国幻想」、「資本収支幻想」、「財政均衡主義」、「通貨高=国力幻想」。

これらの間違いをこの本では説明してくれていますので、これらに洗脳されて陰謀の片棒をかつぐおそれがなくなります。

変なセールスにひっかからないようになるかもしれません。

レッテルにだまされないように

批判したい相手にこちらの都合のよいレッテル(ほとんど虚偽)を貼り、それを攻撃するというのは、スパイがバカを洗脳する手段の一つです。

今回も共産党が「戦争法案」とレッテルを貼ってそれを攻撃していましたね。「戦争のリスクを下げる法案」なんですが。

共産党自体がリンチ殺人犯Mが作った政党(M本人は否定していたが、のちにM側近だったHが曝露・・・故ハマコーさんも「Mは人殺し」と集議院予算委員会で叫んだ)なので、「共産党は殺人犯の作った政党」とレッテル(この場合は真実)を貼られてもしかたがない立場なんですけどね。

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