*

日本は世界1位の政府資産大国 / 髙橋洋一

公開日: : マネー, 読書

日本は世界1位の政府資産大国 (講談社+α新書) 日本は世界1位の政府資産大国 (講談社+α新書)
高橋 洋一
講談社 2013-10-22
売り上げランキング : 264804
Amazonで詳しく見る by G-Tools

★★★★★(日本国民全員読むべし)

元・財務省官僚の高橋洋一さんが財務省の関わる悪事を暴露してくれています。

政府の純負債は言われている”負債”の 1/10程度

「日本の借金は1000兆円を超えた、だから増税だ」という財務省や彼らの息のかかったエコノミストの言を信じている人がいかに多いか。

正確には国の借金でなく、政府の借金ですね。

では政府の資産はいくらあるのかは財務省はあまり公表しません。

この本の書かれた時点の最新データ(2010年)で629兆円と世界最大を誇っています。負債は 1019兆円。

「でもまだ 390兆円の債務超過でしょ」、と言われる人もいますが、その後金融緩和で日銀に国債を引き取らせているので 2016年現在では純負債は 100兆円あまりになっているそうです。

日本の GDP は 500兆円以上あるので全く問題のない額です。国債を日銀に引き受けさせるか、最後の最後の手として増税すればすぐにでも返せますが、そもそも寿命のない政府は借金をいくらでも繰り延べできますから慌てて返す必要はありません。

ですから日本のクレジット・デフォルト・スワップは低く、マイナス金利でも国債の買い手があるわけです。

財務省のウソ

財務省が負債だけの金額を理由に増税するのは間違っているわけです。

財務省が純負債ではなく負債だけの発表にとどめるのは、国民の危機感をあおり増税に持ち込むため

では政府の資産を財務省が公表したがらないのはなぜか。

彼らが天下りを増設するためにこっそり使いたいからだ、と高橋さんは教えてくれます。

それ以外にも財務省の関わったこれまでの所業についても暴露。

とにかく財務省のウソに丸め込まれないようにこの本で理論武装してください

増税(特に二度目の消費増税)は全く不要であるということが理解できるでしょう。

関連記事

###

関連記事

「バカ」を一撃で倒すニッポンの大正解 / 高橋洋一

★★★☆☆ 2019年発売。 ここで言うバカとは、 主義主張や思い込み、好

記事を読む

「妄想大国」韓国を嗤(わら)う / 室谷 克実 三橋 貴明

「妄想大国」韓国を嗤(わら)う 室谷 克実 三橋 貴明 PHP研究所 201

記事を読む

「無印良品」ですっきり片づけるデスク整理法 / 柳沢小実

「無印良品」ですっきり片づけるデスク整理法 柳沢 小実 宝島社 2014-03-

記事を読む

銀行利用のコツ

* 「それでもネット銀行ではできないことも多い。住宅ローンのないところもあるし、外貨を扱うには

記事を読む

公務員の仕事

公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書) 若林 亜紀 幻冬舎

記事を読む

仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい / 金川顕教

★★★☆☆ 5章あるうちの最初の2章だけでいいと思います。 ようは日本人はインプ

記事を読む

できるポケット+ クラウドコンピューティング 3時間でわかる次世代ITの実像 / 小林 祐一郎

できるポケット+ クラウドコンピューティング 3時間でわかる次世代ITの実像 小

記事を読む

財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 (講談社+α新書) / 上念司

財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 (講談社+α新書) 上念 司 講談社

記事を読む

渋沢栄一の「士魂商才」 / 古川 順弘 寺島 実郎

渋沢栄一の「士魂商才」 (中経の文庫) 古川 順弘 寺島 実郎 中経

記事を読む

アメリカ株投資 2021-4-26

4月11日に純益が 81万円を超えたアメリカ株投資ですが、本日も同じくらいの純益です。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

サクラクレパス ゲルインキボールペン ボールサイン iDプラス 0.4mm ナイトブラック

サクラクレパス社が販売しているゲルインキボールペンの ボールサ

レコード芸術2023年総集編

そう言えば、雑誌「レコード芸術」も昨年7月号で休刊となったのでした

【FX】FX業者 easyMarkets でのトレードやめます

以前開いた easyMarkets の口座を閉鎖しました。 ea

日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術

★★★☆☆ 毎年出ているこのシリーズの 2018年度版。

スマホ脳 / アンデシュ・ハンセン

★★★☆☆ 有名な本なのであまり書くことがありませんが、

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑