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役小角仙道剣 (新潮文庫) / 黒岩重吾

公開日: : 読書

役小角仙道剣 (新潮文庫) 役小角仙道剣 (新潮文庫)
黒岩 重吾
新潮社 2005-11
売り上げランキング : 32428
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★★★☆☆

修験道の祖 役行者小角 を主人公にした黒岩重吾の小説。

タイトルは剣豪小説のようですが、小角が剣術を好んで使うというわけではありません。

個人的に小角は私の大好きな人物で、ロールプレイングゲームの主役には「おづぬ」と名前をつけてきたほど。

この小説ではよく知られている弟子の前鬼、後鬼のほかにヤマメという女弟子(著者の想像上の人物)も登場し、このヤマメの救出劇に結構長文を割いています。

「小説新潮」に連載されたもののようで、広足に関する記述が重複して出てきます。

役小角に関する歴史上の知見は少ないですが、その不確かな人物に 648ページを費やして血と肉を与えて生き生きとした一人の人間像を創りあげているのは見事。

あと、藤原不比等を天智天皇の落胤としている点がプロットの上で興味をひきました。

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