語られざる中国の結末 (PHP新書) / 宮家邦彦
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読書
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★★★☆☆
元外交官の対中分析
前回読んだ同じ著者の『哀しき半島国家 韓国の結末 』と同様に、中国の末路を7つの説に分けてシミュレーションしています。
だいたいのシナリオには納得できますね。
分裂シナリオも民族ごとに分裂する場合と、漢族自体がいくつかに分裂するものまで考えてあるのはなかなか緻密です。
分裂するときは人民解放軍が主体になって分裂するでしょうという指摘もそのとおりだと思います。
中華思想は存在しない?
ちょっとおもしろいなと思ったのは、当の中国人は「中華思想」というものをあまり意識していないと書いてあること。
中東にも赴任していた著者によると、それは発展途上国に共通の対先進国劣等感の中国版ということです。
まあ、中華思想の嚆矢は金に圧迫された宋の対騎馬民族に対する負け惜しみ(劣等感)と書いている本もいっぱいありますしね。宋自体がもともと北方出身の非中華民族という笑えないオチもついています。
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