売国経済 / 渡邉哲也
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読書
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★★★★☆(売国のもう一つの意味)
渡邉哲也さんも上念司さんのように、売国奴どもを名指ししてとっちめる本を書いたのかなと思って読んだら違いました。
ここでの売国は日本のよさを外国に売り込もうという逆の意味。
とにかく読んでいてテンションが上がります。面白い。
第1章で韓国経済の滅びのシナリオを解説。
グローバリズムにどっぷり使って、国内の富を海外にばらまいている韓国。
先進国の経済植民地となってしまっており、先進国のナショナリズムへの回帰によりやがて投資資金を引き上げられて破綻するというシナリオが明快に示されています。
第2・3章は知財をめぐる先進国と後進国(特にアメリカと中韓)との戦いを描いています。
主にアップル対サムソンの事例が示されています。
先進国は ACTA(偽造品取引防止協定)などで元から断つ方策を日本も加わって進めている状況にあり、これらも中国、韓国が没落するのを推し進めると指摘しています。
第4章は「日本人の敵は日本人」そう、赤い連中。
グローバリストなどアメリカの手先のような連中(竹中ヘーゾウとか)のこと。
国内のメディアの「切り取り・切り貼り」報道は以前からですが、「ソースロンダリング」という欧米の権威に乗っかる新手の操作が最近目立っているといいます。”意図的誤訳”も当たり前。
これらはインターネットの発達(主にネット民の活躍)により即バレることが多いのですが、バレてもメディアは口をつぐんで謝罪しない。
政治家も最近はマスコミを通すと”誤訳”されるので、インターネットで直接発言するようになっています。
いまだにマスコミは「日本はだめだ」、「世界中が非難している」と事実に反した報道をしていますが、日本はこの 20年ほどは世界第一位の純債権国ですし、海を含めると面積は世界第六位の大国です。技術力、平和度などを考えると世界一の大国かもしれません。
非難しているのは世界ではなく、特亜の3国だけ。残りの国はほぼすべて親日国なんです。
第5章は価値観外交の説明で、日本と同じ価値観を有する国で連携を組んでいこうというお話。
安倍首相が精力的に世界を飛び回っているのもこのため。
安倍首相になってから、この枠組から韓国が脱落しました。
対アメリカとの貿易摩擦の解消のために韓国を迂回貿易拠点として使っていた価値がなくなったのと、韓国自身の反日活動のせいです。
これからも韓国の価値は復活しないでしょうし、韓国の没落に付き合って被害をこうむるのは避けたいところです。
総評
他の人の本には書いていないことも多く、しかもわかりやすく、非常に勉強になります。
根拠が豊富で、推論と結論が明快なんです。
読まないとソンしますよ。
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