忍びの滋賀: いつも京都の日陰で / 姫野カオルコ
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読書
★★★☆☆
滋賀県出身の小説家姫野カオルコさん(現在は東京在住)の滋賀県自虐ネタ。
「比叡山延暦寺は京都でなく滋賀県坂本にある」というのは滋賀県人以外は知らないと思いますが、カオルコさんは「琵琶湖が滋賀県にあることを知らない人がたくさんいる」とおっしゃります。
うーん、琵琶湖が滋賀県にあることを知らない関西人はいないと思いますが、確かに関西人以外では知らないかも。
忍者で有名な甲賀が滋賀県にあることを知らない人もたくさんいるでしょう。関西(神戸市)出身のわたしも大学生のときに司馬遼太郎の小説を読むまで「伊賀は三重県で甲賀は滋賀県」ということは知らなかったし。
それより滋賀県自体の知名度が薄い。
TVで「シガ」という県名を聞いても、千葉か佐賀と思い込む日本国民は多いそう。
*
以上のようなグチをはじめ、京都との比較や鮒ずしの立ち位置など、滋賀県に関わりのない人にはとんと興味がない話が続きますが、この人の粘着気味の語り口が結構面白くてすぐに読んでしまいました。
*
滋賀県の大津市や草津市は実際に住んでみると非常に便利なのですが、大声で言うと人が増えて住みづらくなるので、言いません。^^
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