ヒルズな人たち―IT業界ビックリ紳士録 / 佐々木 俊尚
![]() |
ヒルズな人たち―IT業界ビックリ紳士録 佐々木 俊尚 小学館 2005-04 |
*
2005年の本。
本書では「ITバブルを勝ち残った経営者」たちを「ヒルズな人たち」と呼んでいます。全員がそこに住んでいるわけではありません。
逮捕前の絶好調時のホリエモン、奥菜恵と結婚していた頃の藤田晋などが登場し、なかなか懐かしくもあり、面白くもあり。
まあ、こんな過去の話を今読んでも意味は無いですが、出演者の1人に個人的興味があって・・・
*
この本には、次の人々が紹介されています。社名は当時のもの。
- 堀江貴文(ライブドア)
- 三木谷浩史(楽天)
- 孫正義(ソフトバンク)
- 藤田晋(サイバーエージェント)
- 榎本大輔(投資家)
- 兼元謙任(オーケイウェブ)
- 宇野康秀(USEN)
- 明瀬洋一(Sentivision)
- 松島庸(M2X)
- 重田康光(光通信)
なかなかそうそうたるメンバーですが、明瀬洋一ってだれって言う人も多いでしょう。
セットトップボックスを企画販売している会社の社長です。
私は彼が中学時代に休みで帰郷してきた時に彼の家庭教師をしておりました。私は当時京大医学部の学生でした。
この本では前の会社を潰して再起の途中の時期での登場ですが、その後うまく成功しているようです。
*
元クレイフィッシュの松島庸、ピカチュウの重田康光さんなど苦肉をなめた人たちのその後も紹介しています。モノすごい失敗から立ち上がりつつあるのはさすがです。
ホリエモンも今は結構いい仕事をしていますし。
誰ですか、ミキタニの地獄を見てみたいという人は。
*
あ、友人の村上世彰くんも名前だけ出てきます。
彼は今慈善事業に燃えています。そのうちカムバックするでしょう。
###
関連記事
-
-
万年筆バイブル / 伊東道風
★★★★☆ 2019年発売。 日本が誇る文房具店の伊東屋の万年筆スタッフたちが架空の
-
-
教養としてのテクノロジー―AI、仮想通貨、ブロックチェーン / 伊藤 穰一
★☆☆☆☆ MITメディアラボ所長の伊藤穰一の本。 現代の最新テクノロジーについて詳
-
-
アクセスログ解析の教科書 / 石井 研二
アクセスログ解析の教科書 (有) いなかどっとコム 石井 研二 翔泳社
-
-
言葉でわかる「話を聞かない男 地図が読めない女」のすれちがい / アラン・ピーズ パーバラ・ピーズ (2)
以前紹介した『言葉でわかる「話を聞かない男 地図が読めない女」のすれちがい』の続きですが、日本人
-
-
日本進化論 / 落合陽一
★★★☆☆ 2019年の本。 落合信彦の息子としても有名な著者は幅広いフィールドにお
-
-
日本人のための歴史学 / 岡田英弘
日本人のための歴史学―こうして世界史は創られた! (WAC BUNKO) 岡田 英
-
-
経済で読み解く日本史① 室町・戦国時代 / 上念司
経済で読み解く日本史① 室町・戦国時代 posted with amazlet
-
-
プライベートバンクは、富裕層に何を教えているのか?
★★★☆☆(富裕層でなくても参考になる) 最近この手の本(富裕層関連)をブックオフで 8冊
-
-
京都ぎらい (朝日新書) / 井上章一
京都ぎらい (朝日新書) 井上章一 朝日新聞出版 2015-09-11 売り上
-
-
新・システム管理者の眠れない夜 / 柳原秀基
新・システム管理者の眠れない夜 <ほんとうに価値のあるシステムを求めて>
- PREV
- Gold 金の幻想
- NEXT
- ヒーリング・ガーデン / 宗次郎