[謎の円盤] 亡き人をしのぶトンボー / 中野哲也,曽根麻矢子
公開日:
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最終更新日:2016/07/16
音楽
アマゾンにデータがなく、廃盤のようです。
中野さんの初リーダーアルバムのようです。
ヴィオラ・ダ・ガンバの中野哲也さんはフルートの有田さんやヴァロック・ヴァイオリンの寺神戸さんとよく共演していますね。
曾根麻矢子さんはソロとしても有名なチェンバリストですね。早逝したスコット・ロスのお弟子さんです。
このディスクは輸入盤っぽいのですが、じつは日本で作られたものです。CD番号は CSD9 。
録音は 1989年。発売日は1998/02/28 で、定価 2920円(税抜き)。
レーベルは Misawa Classics で、なんとミサワホーム総合研究所が手がけています。
*
トンボーとは高名な人物の死を悼んで詠まれた詩で、これを題材に作られた器楽曲のことも指します。人名ではありません。
録音は良好で、低音がよく広がり見通しも良好。
「父マレ」とはマレ親子の父のほうという意味で、マラン・マレその人のことです。
マレには息子が数人おり、音楽家になっています。次男マレは息子の一人で、親より早く亡くなったようですね。
シャルル・ドレはマレより後世の作曲家です。
中野哲也さんは昨年60歳で亡くなったそうで、このCD 自体が彼のトンボーなのかもしれません。
曲目リスト
01 リュリ氏のためのトンボー(マレ)
02 サント・コロンブ氏のためのトンボー(マレ)
03 スペインのフォリアによる変奏曲(マレ)
04 組曲ト長調(マレ)
05 次男マレのためのトンボー(マレ)
06 ラジェオルジエンヌ、通称ラ・モペルテュイ(マレ)
07 父マレのトンボー(ドレ)
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