あの会社はこうして潰れた (日経プレミアシリーズ) / 帝国データバンク情報部藤森徹

あの会社はこうして潰れた (日経プレミアシリーズ) あの会社はこうして潰れた (日経プレミアシリーズ)
帝国データバンク情報部藤森徹
日本経済新聞出版社 2017-04-11
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★★★☆☆

書店でまえがきを読んで、

「危ない会社」が潰れない「無倒産時代」が続いている

と書いてあったので、違和感を持って買ってしまいました。

帝国データバンク情報部が最近の倒産事例の内実を紹介した本で、日経電子版連載コラムをもとにしたものらしい。

宝石のマキ、エドウィン、カネボウ、白元などの衆知の事例のほか、出版社や本の取次、書店、病院、老人ホーム、脱毛、弁当屋、ゴルフ場、和菓子屋などさまざま。

友人の実家も例に載っていました。

本業をおろそかにした会社が多いが、世の中の変化(特に為替レート)についていけずに破綻したものが目につきます。

騙されたというシンプルなものもまだ結構あるようです。東芝も破綻すれば「騙された」うちに入るのでしょうか。

まあ、運が悪かっただけのこともあるようですが、世間の信用さえ失わなければ、拾ってくれる神が手を挙げた事例が多いですね。

固定客さえいれば日銭がほそぼそと入るので、時間の余裕ができます。やはり信用はなによりだいじです。

新しいベンチャー企業が何年もしないうちにこけるのは社会への影響はそんなにありません(あやしいマネーがいっしょに消滅するので、むしろよかったりします)。

個人商店の場合は、固定客さえ掴んでいれば自分のみならず子孫代々の生活が保証されるので、あまり事業拡張をしないほうがいいわけです。グローバリスムに踊らされて無理な事業拡張をして滅んだ会社が多いのは残念ですが、自然の摂理かもしれませんね。

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