オーディオ雑誌「無線と実験」とフラットスピーカー
公開日:
:
最終更新日:2020/10/09
オーディオ
オーディオ総合雑誌と名乗っている「無線と実験」という月刊誌があります。
「無線と実験」なのに無線の話は載っていませんし、科学的な実験を行っているわけでもありません。
なぜかページの半分近くが、オーディオアンプの製作記事で、しかも真空管アンプが多い。
「こんな雑誌、誰が買うねん」、と思いながら昔は買ってました。
今も立ち読みはしていますが、技術に強い執筆陣が新しいメーカー製品などをテストしているのがそこそこ役に立つからです。
*
2003年ごろのバックナンバーを読んでいると、ダイヤトーンの佐伯多門先生のアカデミックなスピーカーの連載記事のあとに、影山式フラットスピーカーの記事(著は景山朋氏の息子の影山功氏)がありました。
メーカーの技術者と市井の発明家との実力差、資金差がしのばれておもしろいです。
「日本はサラリーマンがノーベル賞をとれる国」とよく言われますが、メーカーの資金力は個人はもちろん、へたな大学などよりはるかに上ですから。いい会社に入ればすごい研究もできます。
*
しかし、影山式フラットスピーカーはその後どうなったのでしょう。
よく似た古山式スピーカーは FAL というブランドで今も売っていますが。
これらのフラットスピーカーは長方形の振動板を使っているので、私は食指が動きません。なぜ正方形でないのか。
フラットスピーカーでは正方形の SONY のやつが理論的にも優れていると思います。音も一度聴いたことがあるだけですが、まあまあよかったし。
まあ普通に考えると、スピーカーは平板よりくぼんでいる(コーン)ほうが空気をよくグリップできるので能率の面では有利なはずですけどね(ソレヲ イッタラ オシマイ ヨン)。
###
関連記事
-
-
中古プリメインアンプの買い方
■音質が気にならない方 AV アンプの中古を狙いましょう。まともなオーディオアンプとしては扱わ
-
-
オーディオはもっと小規模でいい
オーディオという趣味は、音楽を録音して再生するものです。 再生ばかりに目が行きますが、実は録音
-
-
2017年の自作スピーカー 予定
これならできる特選スピーカーユニット フォステクス編 (ONTOMO MOOK)
-
-
パイオニアの DVDプレーヤー
うちにあるパイオニア製の DVDプレーヤーは DV-535 2000年9月 96kHz/
-
-
スピーカーの測定距離にだまされないように
「3ウェイスピーカーの致命的欠点」で述べたように、大きなスピーカーは大きな部屋でないとまともに使えま
-
-
Technics SU-A900 アンプ落札
久々に落札。 程度がいいということで、高めの 9050円(定価の 12%)で落札。
-
-
TangBand 8cm ユニットで悩む
SA/F80AMG(下図) という 8cm アルミニウムマグネシウム合金コーンのスピーカーユニッ
-
-
PIONEER プリメインアンプ A-N701
* パイオニアの「ダイレクトエナジー MOS FET」使用のミニコン(ハイコンポ)用ア
-
-
ONKYO Liverpool D-200II 落札
* この前、D-200 のエッジを張り替えたところなんですが、ヤフオクで2代目 D-2
-
-
SA/F80AMG 自作スピーカー
机の上に置いて仕事中に聴くため、耳から 1m以内にあります。 このため低域過多では具合が