万年筆バイブル / 伊東道風
公開日:
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最終更新日:2023/02/18
読書
2019年発売。
日本が誇る文房具店の伊東屋の万年筆スタッフたちが架空の著者「伊東道風」を名乗って執筆されています。
万年筆に関する知識がかなり体系的に網羅されています。
万年筆初心者にも、いっぱしのコレクターにも 役立つ良書です。
私にとっては最後の歴史年表が嬉しいです。
*
ちょっと触れていますが、モンブランは修理にすごくお金がかかることをもっと強調しておいたほうがいいように思います。
修理を頼まなくても見積もりをとるだけで高額請求が来ます。
私のモンブランも軸が折れて昇天したので、修理は断念しました。
そういう意味ではモンブランは使い捨て万年筆なのかもしれません。
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カランダッシュの「1010(テンテン) Diamonds」のような 1億円超えの万年筆の話も載っていますね。
2億円の万年筆(限定1本のみ)もあるようです。
10万円超えの万年筆をこれ見よがしにひけらかす人もいますが、まだまだ先は長いゾ。
2億円の万年筆を買っても実際にインクを入れて使わないでしょう(値打ちが下がる!)から、1万円くらいの国産万年筆と約2億円の債券(米国債あるいは米国の社債)の両方を買ったほうがいいと思います。
債券で毎年1000万円くらいの利子が入りますから、それで数万円までの優秀な万年筆をたくさん買えます。
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