宗像教授伝奇考 (第1集) / 星野 之宣
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読書
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宗像教授伝奇考 (第1集) (希望コミックス (279))
星野 之宣 潮出版社 1996-05 売り上げランキング : by G-Tools |
★★★★☆
宗像教授シリーズのうち、伝奇考の第1巻。
目次
- 白き翼・鉄の星
- 潮盈珠
- 宗像の海
- 贄の木
- 巨人伝説
*
「白き翼・鉄の星」は鉄器文化と白鳥処女説の伝播の謎を世界レベルで追った話。
野だたら というものは私は知りませんでした。
「潮盈珠」は海幸山幸神話に出てくるあのにっくき珠ですが、浦島伝説もからめた面白い話になっています。
塩土という姓の登場人物は塩土老翁(シオツチノオジ)からとったものでしょう。
「宗像の海」は沖の島遺跡の話ですが、教授の兄の死の原因が語られます。
3人姉妹の姪たちを宗像三女神にたとえているのがちょっとうれしかったりします。
「贄の木」は猪神人という奇怪な風習が出てきますが、これについては他の本では読んだことがありません。
猪神(ししがみ)ならもののけ姫なんですが。
「巨人伝説」では人を食う巨人が登場。
と言っても、進撃の巨人ではなく、サイクロープスのような一つ目の巨人です。
星野さんはこの巨人を登場させたことでこのシリーズをSFっぽくしてしまったことに反省しているようです。
歴史好きには SOW(センス・オブ・ワンダー)を感じさせるすばらしい作品です。
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