本当は恐ろしい江戸時代
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読書
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★★★☆☆(オモシロイ!)
滋賀出身で元官僚の八幡先生のウンチク本。
いつもながら情報量の多さに感心させられます。
「はじめに」に書かれているとおり、「江戸時代は北朝鮮そっくりの“地上の楽園”だった」ようです。
このように我々が江戸時代に抱いている幻想がどんどん打ち壊されていきます。
300年近くも鎖国して、まともな農政もしないので餓死者が続出し、山ははげ山だらけ(植林は明治になってから)。
教育水準が高かったというのもウソで、寺子屋で教えたのはせいぜいひらがなくらい。
藩校では漢籍を教えてもそろばんを教えず、当時の武士はほとんどが算数ができなかったとか。今の財務省役人が文系出身で経済学も学んだことがないというのに似ています。ですから今と同じように経済政策はてんでだめ。特に松平定信が最低ですね。
「鎖国したので植民地にされなかった」という人がいますが、それは逆だとか。
最終章では「働くのは嫌いで賄賂が大好きなのが武士」と言い切られています。関ヶ原や大阪城の戦いで先祖が武功を上げたために遺族年金で暮らしている寄生虫のような存在で、実禄より賄賂に頼り切っていたとか。これじゃあ、隣の国の両班とあまり変わりがないような。
*
など、常識破りのことが書いてあって非常に参考になりました。
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