仁義なき世界経済の不都合な真実 / 三橋貴明, 渡邉哲也
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読書
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〈ぶっちゃけ話だからよくわかる! 〉仁義なき世界経済の不都合な真実 三橋貴明 渡邉哲也 ビジネス社 2014-05-30 売り上げランキング : 363535 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
三橋さんと渡邊さんの意見はかなり一致しているので、平穏無事に最後まで読めてしまいます。
グローバリズムの限界と見えてきたその終焉がこの本での最初の話題ですが、今トランプが仕掛けようとしているもろもろのことがこの本ですでに予言されているわけですね。
ほかにも「ユーロはひとりでに解体する」とか当たりそうな予言が書いてあります。
「日本に財政問題はない」とか「日本の潜在成長率は4-5%ある」とか書いてあるのですが、ふだんからご両人が主張されていることなので特に驚きません。でも、相変わらず大手のマスゴミはこの場に及んでも取り上げませんが。^^
ここからは私の独り言ですが
この本に書いてあるとおり経済的には中国はアメリカに逆らえません(逆らうと外貨準備高用のアメリカ国債や共産党幹部がアメリカへ逃した資金を凍結されてしまう)から、アメリカと戦争はできないはずです。
でも中国の場合支配層の権力維持がいよいよ困難になれば、戦争をしかけるかもしれません。
ベトナムのように普段友好を結んでいた国にさえ戦争をしかけることのある中国共産党ですが、上記の理由でアメリカはなるべく怒らせたくないはず。
で、たぶんアメリカとは関係の薄い国と戦争をすることになるのかもしれません。特に必ず勝てる弱い相手を選ぶはずです。
その意味でもトランプとの結びつきを強めることが安全保障上も経済でも有利となるわけですね。
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