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両刃のメス ある外科医のカルテ (朝日文庫) / 大鐘稔彦

公開日: : 医療, 読書

両刃のメス ある外科医のカルテ (朝日文庫) 両刃のメス ある外科医のカルテ (朝日文庫)
大鐘 稔彦
朝日新聞出版 2010-05-07
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★★★☆☆(あるある)

外科医の珠玉のエッセイ集

わがアルママーター(Alma Mater = 母校)の先輩にあたる外科医 大鐘稔彦(おおがねとしひこ)先生の実体験をもとにした医療エッセイ集。

先生は今は小説家にもなっておられますが。

さて、この本は医師にとっては あるあるネタで満載ですけど、医師以外にとっては ヘー なんでしょうね。

大学病院に長くいると専門バカになってしまい、いすぎるとただのバカになるというのは よくみる光景ですね。

しかし、CT も超音波もない病院で癌の手術をバンバンこなしていた昔の外科医ってすごいなあ。

今の外科医って術前データがたくさん集まらないとなかなか手術しないので、術前検査の期間中に患者が突発的に亡くなることがよくありますもんね。

平家物語

この本の最後の章の、ホスピス病棟で「平家物語」の朗読をする話に魅かれました。

「平家物語」というのは中世の庶民が書き言葉と話し言葉とを対応させた国民的テキストで、日本人の識字率を上げた最大の功労者と言っていたのは井沢元彦さんですが、その平家物語が当時ほとんど発行されていないと大鐘先生は嘆いておられます。

じつは今月(4日前)講談社学術文庫で「平家物語」が出たんです。

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杉本 圭三郎
講談社 2017-04-11
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よかった、よかった。しかしこれは全4巻のうちの第1巻です。文庫なのに4冊買って 8000円弱というのはすごいです。庶民には買えないよ~

でも原文にこだわらなければ、一昨年出た吉川英治の「新・平家物語」 Kindle版がオススメ。なんと 99円で済んでしまいます。^^

新・平家物語 全16巻合本版 新・平家物語 全16巻合本版
吉川英治
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