日本と世界がわかる 最強の日本史 (扶桑社新書) / 八幡和郎
公開日:
:
読書
![]() |
日本と世界がわかる 最強の日本史 (扶桑社新書) 八幡 和郎 扶桑社 2017-03-02 売り上げランキング : 214993 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆
八幡和郎さんの通史。
実に単純明快で、わかりやすく、かつ納得のいくものです。
山川日本史とはだいぶ違いますが、こちらが正しいと思います。^^
たとえば古代ではこんな感じ。
- 日本人は縄文人25%、帰化人以前の弥生人55%、帰化人20%から成立した。弥生人の大半は中国南部から、帰化人も半分は半島に住んでいた漢人。
- 邪馬台国は九州論を採用(私も日田盆地の西あたりと思っています)。
- 神功皇后も実在の人物で決まり(否定されたのは昭和になってから)。
- 日本語は縄文時代に成立したクレオール語とか。
- 神武東征は古事記や日本書紀で書かれていない(ちょっと意外ですね)。
- 新羅の建国神話に日本人が登場する(第4代の王は日本出身)が、逆はない。
井沢元彦や関裕二にもハマっている私ですが、こういう正論もたまに読まないと、ちょっと偏りすぎてしまいますしね。
###
関連記事
-
-
日本の火山を科学する 日本列島津々浦々、あなたの身近にある108の活火山とは? (サイエンス・アイ新書) / 神沼克伊&小山悦郎
2011年の本。 昔習った「休火山」や「死火山」、「●○火山帯(乗
-
-
日本人だけが知らない「本当の世界史」古代編 / 倉山満
★★★★☆ いくつかの日本人のジョーシキの誤りを指摘してくれて面白さハンパありません。
-
-
大暴走―The best 4 stories by Osamu Tezuka (秋田文庫) / 手塚 治虫
大暴走―The best 4 stories by Osamu Tezuka (
-
-
金儲けのレシピ / 事業家bot (2)
以前の記事「 金儲けのレシピ / 事業家bot 」の続きです。 著者は他業種のビジネスモデルを
-
-
真実の日本戦史 (宝島SUGOI文庫 A い 2-1) / 家村和幸
真実の日本戦史 (宝島SUGOI文庫 A い 2-1) 家村和幸 宝島社 200
-
-
知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略 / 堀正岳
知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略 posted wit
-
-
地底国の怪人 手塚治虫 マンガ
地底国の怪人 (角川文庫) 手塚 治虫 角川書店 1994-11 売り上げラン
-
-
月蝕島の魔物 / 田中 芳樹
月蝕島の魔物 (ミステリーYA!) 田中 芳樹 理論社 2007-07 売
-
-
シルバーグレーの金銭学 / 邱永漢
★★★☆☆ 1989年に出た邱永漢(きゅうえいかん)先生の著書。 本棚に眠っているの
-
-
年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資 / 配当太郎(2)
★★★★☆ 昨日の記事「年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資 / 配当太郎」の







