デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21) / 藻谷 浩介
公開日:
:
最終更新日:2015/07/28
読書
![]() |
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
藻谷 浩介 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-06-10 売り上げランキング : 3539 by G-Tools |
★★★★☆(認めたくないものだな、若さが全てだということを・・・)
著者は里山資本主義の藻谷浩介さん。
日本は団塊の世代(たった3年間)とその子供世代の人口の波によって経済が発展してきました。彼らの生産活動のみならず、消費活動の旺盛さによって経済が発展していた部分がかなりあるというのです。
ということで、人口の大きさで経済規模が決まるために、これからの日本は経済が縮小していくのは避けられないというのが主旨です。
まあ、そうなんでしょう。
人口減少がデフレの”正体”ではなく、”単なる一因”では?
しかし、経済衰退するとデフレになるのはしょうがないという結論に多くの人は疑問を投げかけます。
例外の国も多数あるからです。
人口が減っているのにインフレの国もあります。
要するに国のモデルによって違うのではないでしょうか。
欧米のようにブランド品ばかり作るとか、観光で儲けるとかすれば、高齢化しても経済を持ち上げることは可能でしょう。
でも国民の消費意欲がわかなければ、乗数効果が小さいので、好景気になってウハウハという事態になるのは難しそうです。
*
今までなかったものでみんなが欲しがるものを発明して売ればいいのですが、それは何でしょうか?
iPS細胞+ロボット技術を駆使して、人工臓器や生体適合型の義手、義体を作り、はては ネットワーク接続の人工脳で永遠に生きることができるようになるとか?
###
関連記事
-
-
百貌百言 (文春新書) / 出久根 達郎
百貌百言 (文春新書) 出久根 達郎 文藝春秋 2001-10 売り上げランキン
-
-
「新型コロナ恐慌」後の世界 / 渡邉哲也
★★★★☆ 「よくわかる&よくあたる」経済評論家の渡邉哲也の 2020/3/31 発行
-
-
教養としてのテクノロジー―AI、仮想通貨、ブロックチェーン / 伊藤 穰一
★☆☆☆☆ MITメディアラボ所長の伊藤穰一の本。 現代の最新テクノロジーについて詳
-
-
JAZZウルトラ・ガイド―とことん楽しむ7つのステップ / 小川 隆夫
JAZZウルトラ・ガイド―とことん楽しむ7つのステップ (平凡社新書) 小川
-
-
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】/ 竹村 公太郎(2)
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫) 竹村 公太郎 PH
-
-
日経テクノロジー展望2020 世界を変える100の技術
★★★☆☆ 以前の記事「日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術」でも書きま
-
-
「見える化」仕事術 / 石川 和幸
「見える化」仕事術 石川 和幸 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-
-
-
画像診断を考える・新版 今春発売
* 名著『画像診断を考える』ですが、編者の下野太郎先生 からうれしい連絡をいただきました。
-
-
言葉でわかる「話を聞かない男 地図が読めない女」のすれちがい / アラン・ピーズ パーバラ・ピーズ
言葉でわかる「話を聞かない男 地図が読めない女」のすれちがい アラン・ピーズ
-
-
世界「最強軍人」列伝 / 青山誠
★★★☆☆ 第二次世界大戦でのルーデル、ハルトマン、シモ・ヘイヘ、ロンメル、グデーリアン、
- PREV
- [FX] 2015/5/15 途中経過
- NEXT
- ミスジステーキ







