シュレディンガーの猫は元気か―サイエンス・コラム175 / 橋元 淳一郎
シュレディンガーの猫は元気か―サイエンス・コラム175 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 橋元 淳一郎 早川書房 1994-05 |
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1994年発売。
「ネイチャー」や「サイエンス」の記事を元に著者がセレクトして解説したコラムを集めたもの。
もともと「SFマガジン」に連載されていたものです。
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ネイチャーやサイセンスというと科学界に燦然と輝く週刊誌であって、権威はあるが、斬新な視点で採用するという茶目っ気も持ち合わせているところがおもしろい。
あ、「日経サイエンス」は全く別物ですからね。
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宇宙や時間のところがおもしろいが、我々庶民の日常に関係するのは「人間」、「生物」のセクションでしょうか。
ミトコンドリア・イブの話で、「現存する地球人類の母親がアフリカにいた一人の女性である」という事実の解釈がおもしろかった。
「その母親の属する集団が他の集団をすべて滅ぼした」ということです、と。
ジャイ子の子孫なわけね、みなさん。
だから戦争が終わらないわけだ。
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