*

もっと言ってはいけない / 橘 玲

公開日: : 読書

もっと言ってはいけない (新潮新書)
橘 玲
新潮社
売り上げランキング: 873

★★★★☆

橘玲たちばなあきら)の今年1月に出た新刊で『言ってはいけない』の続編です。

ここで「言ってはいけない」ことというのは、現在では過剰なポリティカル・コレクトネスのために「差別主義者」とレッテルを張られるおそれのあることをさします。

最近は科学的に正しいとわかっていることさえ、発言することはタブーとされていることが多いです。

そういう事例が今回も満載。例えば、

  • 日本人の3分の1が日本語が読めない!? (しかし、ほかの国はもっとひどい)
  • 知能の高い人が低い人から搾取する社会
  • 高年収をもたらす性格がある
  • 「ゲイ遺伝子」にも存在する意味がある
  • 日本のリベラルは睾丸が小さい?
  • 言語が乏しいと保守化する
  • 海外で成功した日本人の知られざる秘密(鶏口となるも牛後となるなかれ)
  • 「日本が華僑に侵されなかった」真相

などなど。

今回はその中でネオテニー幼形成熟)について取り上げてみます。

ネオテニー(幼形成熟)は有性動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら非生殖器官に幼生や幼体の性質が残る現象のことです。

ウーパールーパー(アホロートル)が有名ですね。

ヒトは類人猿のネオテニー版だという説があるのです。

チンパンジーの子供は体毛が薄いですね。ヒトは成人になっても体毛が薄い(類人猿に比べ)ので、こういう説が唱えられたのです。

著者はさらに「日本人はヒトの中でもネオテニーが最も高度なのではないか」という意見を述べています。

日本人は年齢より若く見られるのはそのためとか。

大人になってもアニメを見たり、ピンクの服を着たり、「かわいい」ものが大好きだったりしますしね。

脳にも幼児の性質が残っているというわけでちゅ。

関連記事

人生は攻略できる / 橘 玲

###

関連記事

読む本は著者で選ぶ

* 読む本を題名で選ぶのと、著者で選ぶのとではどちらがいいかという問題ですが、題名は書店がつけ

記事を読む

呪いと祟りの日本古代史 / 関 裕二

呪いと祟りの日本古代史―常識を覆す驚くべき「裏」の歴史 関 裕二 東京

記事を読む

忍法十番勝負 / 石ノ森 章太郎ほか

忍法十番勝負 (秋田文庫) 石ノ森 章太郎 秋田書店 2003-05 売り上げ

記事を読む

究極のテクニカル分析 / 黒岩 泰

究極のテクニカル分析 黒岩 泰 オーエス出版 2004-03-19 売り上

記事を読む

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話 マネー・ヘッタ・チャン

記事を読む

村上海賊の娘 全4巻 / 和田竜

村上海賊の娘 全4巻セット (新潮文庫) 和田竜 新潮社 売り上げランキング

記事を読む

闇の守り人 / 上橋 菜穂子

★★★☆☆ 上橋菜穂子先生のファンタジー代表作の「闇の守り人」です。 守り人シリーズでは

記事を読む

税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」 (角川oneテーマ21) / 大村大次郎

税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」 (角川oneテ

記事を読む

逆説の日本史22 明治維新編 西南戦争と大久保暗殺の謎 / 井沢元彦

逆説の日本史22 明治維新編 西南戦争と大久保暗殺の謎 (小学館文庫) pos

記事を読む

気象のしくみ―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-) / オリンポス 村松照男

気象のしくみ―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-) オリンポス 村松

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

三田市民病院の移転問題について

本日夕方 TV で三田市民病院の移転問題を扱っていました。 初耳

富嶽三十六景 沼津

こちらの作品ですが、「富嶽三十六景 沼津」とあります。葛飾北斎

【AI】ノイズレスリサーチ

ノイズレスリサーチという AI での検索方法があるというお話。

AI を助言者(メンター)にする

漠然と AI と話していると、一般的な表面的な話に陥りがちです。

室生春秋: 前田真三写真集

★★★☆☆ 出版社 ‏ : ‎ 講談社 発売日 ‏

→もっと見る

  • 2026年8月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31  
  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑