トレンドかレンジの機械的判断
公開日:
:
マネー
トレンドVSレンジ の判断にはなかなか悩まされます。
レンジが非トレンド全体を指すことばではありませんが、トレンド非トレンドは言いにくい。
オレンジレンジのように言いやすいトレンドレンジをここでは使わせていただきます。
HeikinAshiZoneTrade というインジケーターがあり、やはり平均足を表示するのですが、レンジっぽいときは陰陽の判定をせずに足の本体をグレーに表示するという変わり者、いやすぐれもの。
プログラムソースを読むと、レンジの判断には AO と AC という2つのオシレーターを使っており、その方向性が逆の場合に「トレンドでない」でないと判断しています。
自動売買プログラムに組み込むには、
- double AC_diff = iAC(NULL,0,1) – iAC(NULL,0,2);
- double AO_diff = iAO(NULL,0,1) – iAO(NULL,0,2);
とでもしておき、
- if(AC_diff * AO_diff < 0){ /* レンジのときの処理 */ }
- if(AC_diff * AO_diff > 0){ /* トレンドのときの処理 */ }
のように使えばいいわけですね。
AO(Awesome Oscillator)も AC(Accelerator Oscillator)も区間は固定で、こちらで設定する必要がないのが検証の手間が減ってナイスな点です。
メインウィンドウは HeikinAshiZoneTrade、サブウィンドウ1が AO、サブウィンドウ2が AC です。
平均足がグレーになっているところでは、AO の傾きと AC の傾きが正負あるいは負正になっているところであることがわかります。
実際にトレンドフォロワー系の EA に組み込んでエントリ時のフィルタとして使ってみましたが、たしかに勝率はアップしますね。
ちゃぶつきをカットするのにかなり効果がありそうです。
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