シルバーグレーの金銭学 / 邱永漢
公開日:
:
最終更新日:2021/10/28
読書
★★★☆☆
1989年に出た邱永漢(きゅうえいかん)先生の著書。
本棚に眠っているのをまた引きずり出して読み始めたところ面白かったので一気に読んでしまいました。
邱永漢先生(Qセンセイとも呼ばれてましたっけ)は台湾出身で、東大の経済学部を出て、その後日本で小説家になり直木賞を受賞。
作家の先輩が「年をとると文章が冗漫になる」と言っていたので死ぬまで小説ばかり書いてはおられないと思い、経済の話を書くようになり、講演でも日本中を廻り、「お金の神様」と呼ばれるように。
今から見ると、そう大した投資をやられていたわけではないのですが、当時は先進的な投資法だったのでしょう。
なにしろネットがないので知識を得るのがたいへんな時代でしたし。
*
ぶっちゃけて言うと、この本に書いてある投資とは株と不動産くらいで、それほど大したものはありません。
ちなみに内容については、株についてはああでもない、こうでもないと「年をとると文章が冗漫になる」とはこのことかと思わせるほどのグダグダの文章で、株式投資に役立つことはほとんど書いてありません。
不動産についても、当時はバブルがはじける直前だったので買えば誰でも含み益が出た時代でして、今では参考になりません。
まあ、今では株も不動産もセオリーを守れば堅実な投資になります。それらでさえ危険なものと当時世間では認識されていたのですね。
守らないといつの時代もバカげた投機ですね。
Qセンセイは目の付け所や将来予測がうまくいったために資産をなすことができたようですが、9年前に亡くなられずに今も生きておられたならどういう投資をなさるのか知りたかったですね。
今の世にも通用する教訓は、先生のようによく理解した上でリスクをとることが必要だということでしょうか。
と、勝手に解釈して投資に活かしたいと思います。
###
関連記事
-
-
1日10分で儲ける FX攻略法! / 石川雅弘
1日10分で儲ける FX攻略法! (ビジネスアスキー) posted with
-
-
カオス・シナリオ / ボブ ガーフィールド
カオス・シナリオ―マスメディア崩壊が生み出すネットビジネスの新たなる金脈 ボブ
-
-
眠る鬼 ― 鬼悠市 風信帖 / 高橋 義夫
眠る鬼―鬼悠市 風信帖 (文春文庫) 高橋 義夫 文藝春秋 2003-05
-
-
喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ / 荒俣 宏
喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書) 荒俣
-
-
成瀬は都を駆け抜ける / 宮島未奈
★★★★☆ 成瀬シリーズの3冊目(最終巻)。6つの短編が収められています。 いつもの
-
-
春秋の色 (講談社文庫) / 宮城谷昌光
春秋の色 (講談社文庫) 宮城谷 昌光 講談社 1997-01-13 売り上げラ
-
-
米中の危険なゲームが始まった / 福島香織
米中の危険なゲームが始まった posted with amazlet at 1
-
-
Googleアドワーズ&アナリティクス活用テクニック / 永松 貴光
Googleアドワーズ&アナリティクス活用テクニック 永松 貴光
-
-
中谷の頭脳―時事問題 / 中谷 彰宏
中谷の頭脳―時事問題 中谷 彰宏 PHP研究所 1995-04 売り上げランキ
-
-
「戦国大名」失敗の研究 (PHP文庫) / 瀧澤 中
「戦国大名」失敗の研究 (PHP文庫) 瀧澤 中 PHP研究所 2014-06-






