不透明な時代を見抜く「統計思考力」 / 神永正博
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読書
★★★☆☆
専門は解析学の東北学院大学電気情報工学科教授神永正博さんの著書。
2009年の本なのであの悪夢の民主党政権時代に出たんですね。
「小泉改革は格差を拡大したのか?」という副題がついていますが、序盤はそれをネタに統計学を駆使して否定していきます。
「小泉改革は格差を拡大したのか?」は当時流行った論調ですが、「格差」の定義とか「格差の拡大」の定義とかを定めての議論なら有意義でおもしろいはずなのに、そういうことを無視した根拠レスな主張をマスコミがやってましたねえ。
景気がよくなると所得格差は拡大するものですから、景気をますます悪くしろと主張していたマスゴミも多そうですし。
まあ、小泉改革などじつはどうでもいいことですが、この本ではほかの問題についても統計を使っての問題解決の思考方法を教えてくれます。
理系の人には馴染みの方法も多いですが、文系の方にも読んで欲しいですね。
格差の指標として有名なジニ係数の問題点なども教えてくれます。
生徒の成績を判断する偏差値の問題点も指摘してくれています。
*
最後のほうに、引っ越しのときに昔の定評ある経済誌をパラパラと呼んでみたらその予測はすべてはずれていたと書かれていて、ニンマリしました。
予測している人はたいてい銀行や株屋(証券会社)から給料をもらっている研究員が多いわけですが、経済予測があたるならサラリーマンなんてやってないですよね。
当たらない無能者だから会社にしがみついているのです。
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