ラ・フォル・ジュルネびわ湖 2012-04-29
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行って参りました。 ラ・フォル・ジュルネびわ湖。
まずはイリーナ・メジューエワのピアノ・コンサート。 DENON から出ているメトネルの CD は持っている方も多いのでは?
プロコの「風刺」のあとロスラヴェッツの前奏曲。だんだん易しいものにという流れか。
次にお得意のメトネルの「4つのおとぎ話」と「ピアノ・ソナタ」。
ピアノはベーゼンドルファーでしたね。 テクニックだけでなく情感のこもったリリカルな演奏。 細い体でよくあんな大きな音が出るものです。
ちなみにイリーナさんは日本に住んで 15年ほどになるので、日本語はペラペラです。
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で、次にウラル・フィルと上原彩子のコンサートを大ホールで。
ウラル・フィルの面々はみな体格がよくて(横幅が結構すごい・・・)頼もしい感じです。
最初にウラル・フィルのみで「ロシアの復活祭」。リムスキー・コルサコフの作品で、オーケストレーションが甘美。打楽器隊が5人もいたので、お祭りどんちゃん騒ぎになるかな、と思いましたが、さすがにそこまでは。
分厚い音が心地いいです。 いやあ、楽しい曲でじーんときました。
このオケだと「シェエラザード」は似合わないだろうしなあ。
自宅の棚を漁ると、「The Great Composers」シリーズの No.37 「ロシアン・フェスティバル」にデュトワ&モントリオールオケの演奏がありました。
ちなみにこのディスクの収録曲は
歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」 ロンドン交響楽団&合唱団、指揮はゲオルグ・ショルティ
序曲「ロシアの復活祭」作品36
交響詩「はげ山の一夜」 組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
以上3曲はモントリオール交響楽団、シャルル・デュトワ指揮
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次にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を上原彩子と。
ラフのピアコンは2番があまりに有名ですが、この3番も映画音楽に取り上げられたくらいでファンが多いです。
ちなみに1番はあることは誰でも知っている(推測できる)が実際聴いた人はほとんどいないのでは?
4番はあることさえ知らない人がほとんどでしょう。
アシュケナージの全集を買えば入っていますが、1番と4番は買っても1回しか聴かずに2回目はまず聴くことはないでしょうネ。
上原彩子はこのオケの面々の中ではとても小さくて、ちょっと分が悪い。
ピアノのメーカーはよくわかりませんでしたが、スタインウェイでしょうか。
口ずさみながらお行儀悪くダイナミックに弾いておられました。
のだめチックで非常にイイ。 オケに負けない大きな音で、グイグイと引き込んで行きます。
実に楽しい音楽の時間でした。 最初からトリハダ立ちますね、この曲は。
うちのカミサンも「最後は感動で泣きそうだった」と言っておりましたが、ハゲドウですね。 これで 2000円なんだから大満足の3乗です。
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明日もこのウラル・フィルとヴァイオリンの川久保賜紀ちゃんの組み合わせでチャイコンを聴くのだ!
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